時代を超えて愛されている名曲「Get Wild」シティーハンター。影の主題歌とまで言われている、本来はエンディング曲ながらの名曲となっています。このGet Wildの曲の歌詞の意味と解釈、世界観についてまとめてみました。
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Get Wild(ゲットワイルド)について
Get Wildの歌詞・英語英文の意味
Get Wildでは英語の歌詞がまじっているので、英語の部分の意味と解釈からまとめていきます。
It’s your pain or my pain or somebody’s pain
和訳:それはあなたの痛みか私の痛みか誰かの痛みか…
It’s your dream or my dream or somebody’s dream
和訳:それはあなたの夢か私の夢か誰かの夢か…
Get wild and tough
意味:ワイルドにタフに
Get chance and luck
和訳:チャンスと幸運を得る
Get Wildの歌詞と意味・解釈は?
チープなスリル
前の歌詞の「アスファルト タイヤを切りつけながら…」から、暴走族やライダーといった「車を走らせて得られるいとも簡単な安っぽいスリル」という意味にとらえられます。
ひとりでも得られる「チープなスリル」。
ひとりでは解けない愛のパズル
愛は2人で育むものなのでひとりでは解けない
という意味が強いように思います。
この街でやさしさに甘えていたくはない
この街=東京・大都会と思われます(シティーハンターの舞台)。
やさしさに甘えずに強く前に進む・愛や夢に立ち向かっていく意味。
君だけが守れるものがどこかにあるさ
大都会で多くの人々に飲み込まれて自分がいなくても、自分の代わりなんていくらでもいるなんて思いたくなる。でも「君だけが」守れるものがあるはず、と励ますような歌詞です。
車道で踊るあの娘
古いアメリカや昔の日本でも「路上で踊る」ことが流行(ナウい)とされていた時がありました。GetWildが発売された日本の空気がそうでしたが、
「シャドウで踊るあの娘」
という意味にもとらえられます。
この後に「冷たい夜空をステージにして 哀しくおどけていたね」という歌詞にもつながる解釈です。
Get Wildとシティーハンターの世界観
主人公・冴羽獠が活躍するハードボイルドなのにコメディタッチなアニメのシティーハンター。歌詞の意味・解釈から世界観についてまとめました。
Get Wild
大都会で生きていて、さびしかったり怯えていたりするーー
でも、
あなたの痛みでも私の痛みでも他の誰かの痛みでも、誰かのために生きられるのであれば、
あなたの夢や私の夢、他の誰かの夢のためにでも、誰かのために生きられるのであれば、何も怖くはない。
ワイルドとタフさ、チャンスと幸運を手に入れて、この街でひとりで生きていくとしても、夢を取り戻して生きていくーー。
当時のトレンドを色濃く出しているシティーハンター
シティーハンターの簡単な背景として、主人公の冴羽獠は相棒・槇村を亡くしていて、残された槇村の妹・香とコンビを組んで、都会で殺し屋・探偵業を営んでいる。
探偵・殺し屋・スイーパー(始末屋)としてのハードボイルドの物語を主軸に、シティーハンターの舞台設定はマンガ連載当時の1980年代の東京となっています。
ですので歌詞の節々にも1980年代の雰囲気が出ています。
TMネットワークが作詞作曲・歌を担当していることも1980年代の象徴でもありますよね!
都会でハードボイルドに生きる歌&愛の歌
またさまざまな事情の美女たちが悩み困り果てて冴羽の元を訪れることから、都会で生きる強さや励ます歌詞が目立つように思います。
- Get Wild、というタイトルと歌のサビ部分での連続して歌われているところ
- この街でやさしさに甘えていたくはない
- ひとりでも傷ついた夢を取り戻すよ
こうしたところから都会で生きる強さと勇気を与えるような世界観になっていますよね。
また、冴羽遼と香の恋愛も一筋縄ではいきません。冴羽遼的には「亡くなった元相棒の大事な妹」ということで特別な思い・感情があります。(美人なのに唯一興奮しない相手)
- ひとりでは解けない愛のパズルを抱いて
は冴羽遼にぴったりとくる歌詞です。