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Godknows…歌詞の意味と解釈は?世界観の説明・解説とキョンの思惑について

アニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」の作中歌「God Knows…」(ゴッドノウズ)は根強い人気のある曲です。

「God Knows…」の歌詞の意味と解釈の仕方、世界観についてまとめて考察しました。

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アニメの名曲「God Knows…」涼宮ハルヒの憂鬱について

涼宮ハルヒが「代理」で歌い上げて女子高生バンドを救った話

涼宮ハルヒの憂鬱の中でも、人気の高い回でした。

第2シーズン(第26話)ライブ・ア・ライブで歌われた曲です。

ちなみに「ライブ・ア・ライブ」というスーパーファミコンのゲームがあるのですが、その内容が「時代がバラバラな主人公7人の物語」というもので、ハルヒのタイムリープ設定とどこか通ずるものがありますよね(^^;

 

文化祭当日、女子高生バンドメンバーのボーカル、ギターがステージに上がれなくなり、代わりに涼宮ハルヒと長門有希が代理で出演します。

自己中・身勝手・目立ちたがり・奇抜でお馴染みの涼宮ハルヒが、自分の特性を存分に発揮して「誰かの役に立つことが出来た」というエピソードとともに、ステージ上のハルヒたちの様子をキョンが見守っている…そういう不思議な構図のお話でもありました。

作詞作曲は女子高生バンドたちであること

ここで一つ重要なポイントが

「作詞作曲は女子高生バンドのオリジナルであること」

なのですが……中身は暗にキョンとハルヒの様子を指し示しています。タイトルの通り「神は知っている」と言いたげな、偶然にしてはあまりにもハルヒとキョンに起こった全てを見通している曲でもあります。

涼宮ハルヒの憂鬱「God Knows…」歌詞の意味と解釈

乾いた心で駆け抜ける

ワクワク、とびきりに面白いことを求めまくっているハルヒはまさに「乾いた心」の状態。

この歌の主人公「私」はハルヒのことと思われますが…

ごめんね何もできなくて

謝罪と「何もできない」という、普段のハルヒとは全く真逆の言葉が突き抜けます。

あなたは許してくれない

ハルヒにとっての「あなた」は、キョンを指し示しているように思われます。

痛みを分かち合うことさえ あなたは許してくれない

さきほどの「現実のハルヒと真逆」な「ごめんね何もできなくて」と、こちらもやはり「現実のキョンと真逆」な「許してくれない」という言葉。

 

出だしから意味深ではありますが、「God knows」=ハルヒが神の視点で見た場合、

自分の乾ききった欲望をどうすることもできずに、世界変動を起こしていて、それをキョンがハルヒに内緒で、四苦八苦、毎回苦労をして仲間たちと収束させている。そういう苦労や痛みをハルヒに分かち合おうとはしておらず、キョンはハルヒの秘密をハルヒ自身に伝える許可を自分自身におろしていない……。

ということになります。

無垢に生きるために振り向かず

このあとに雨の描写があるのですが、涼宮ハルヒの憂鬱の中で雨が振る印象的な回は第2シーズンの最終回(28話)「サムデイインザレイン」になります。

サムデイインザレインといえば、アニメオリジナルの話です。

最後に相合い傘をして帰る2人の背中姿のようです。

私ついていくよ どんな辛い世界の闇の中でさえ

ハルヒと、辛い世界、闇の中といわれてファンが連想するのは原作の終盤のエピソードでもある「閉鎖空間」。

きっとあなたは輝いて

閉鎖空間はハルヒの精神的不安定(情緒不安)によって引き起こされるものなので、「輝いて」となると、閉鎖空間で戦っている古泉たちの方が…と思ってしまう歌詞でもあります。

閉鎖空間=精神的不安定な中でも、キョンの存在があることで不安を照らしてくれる輝きがあること、を暗に示唆しているのかな?と思える歌詞です。

 

超える未来の果て 弱さ故に魂こわされぬように

ハルヒの周辺には「このままのハルヒでは未来が危うい」ということで、未来人・宇宙人・超能力者が集っている状態。

ハルヒ自身は強い存在のように見えますが「弱さ故に」閉鎖空間を生み出しているともいえます。

ここにはハルヒだけでなく、思春期ならではの精神的葛藤・心の中のもやもやが反映されているフレーズでもあります。

 

届けて熱くなる思いは 現実溶かしてさまよう

  • 届けて!熱くなる思いは…
  • 届けて熱くなる思いは、……

2つの解釈ができる絶妙な歌詞になっています。

  • この熱い思いを届けてくれないと、現実とそうでない世界が混沌としてしまう
  • 届けることで熱くなる思いが、現実の壁を壊して、現実と「そうでない世界が」混じり合ってしまう…

ニュアンスは同じようでも若干に違いがあることが分かるでしょうか?

会いたい気持ちに理由はない

ハルヒは謎の男・ジョン・スミス(正体はタイムワープしたキョン)に会いたい、と思っています。

あなたへあふれだす Lovin’you

と続きますが、まさに今の瞬間「あなた」(キョン)がとても好きであるという表現につながります。

せめて美しい夢だけを 描きながら追いかけよう

ハルヒ自身、SOS団を結成して日々世の中の不思議で面白いことを追いかけ回していますが、世界にはそうでないことばかりが数多く蔓延していることも理解していて絶望もしているわけです。

なので「せめて」面白いことだけを追いかけよう…という気持ちが表れているように思います。

for your lonely heart

正直このフレーズ(あなたの孤独な心のために)は、長門有希にふさわしいフレーズなのですが……。

とある受け取り方をすると、かっちり意味がハマる歌詞でもあります。

やめて嘘はあなたらしくないよ

これもGod know、私(ハルヒ)が神の視点を持っていたとすると、キョンはハルヒにいくつもの隠し事がありますが、それは本来のキョンらしくない、と言い切っているわけです。

 

私覚悟している

極端に言ってしまえば、世界の平和はハルヒの情緒不安定に左右されているようなので、このままでは「明るい平穏な未来」は遠いわけです。

暗い未来だって強くなって運命変えられるかもね

そういった意味で、達観した視点のハルヒは「私自身が『強く』なれば運命が変わる」と悟っていると受け取れる歌詞でもあります。

またこのあとに

my wish かなえたいのに

と続くことから、本来のハルヒの願望である「自分しか味わえない最高にワクワクする楽しいこと」をかなえたいのに…という意味にもとらえられます。

すべてはGod knows…

「神は知っている」

ハルヒは神、という捉え方もあります。

あなたがいて私がいて ほかの人は消えてしまった

閉鎖空間で2人きりになってしまったハルヒとキョンを思わせるフレーズです。

淡い夢の美しさを描きながら 傷跡なぞる

 

God knows…(ゴッドノウズ)の世界観と解釈

超越したハルヒのキョンへ寄せる思い

歌詞解釈や意味のつなぎ合わせが難しいところはありますが、単に「ハルヒがキョンのことを思っている歌」としてしまうとどうもしっくりきません。

ここに「超越した」という単語をつけることで、グッと世界観がマッチしてきます。

ハルヒ自身が超越した神のような視点になったときに、自分自身やキョン、その周辺を客観的に見ることができた時に、キョンを愛おしく思う歌…つまり、ハルヒが私達のようないち視聴者目線になった時に歌える歌…とでもいいましょうか。

かなりのメタ要素を含んだ世界観となりますが、歌のタイトルが「God know」であることから、「神様視点になったハルヒが恋する歌」というのであれば、この歌の意味がぐっと分かりやすくなるのではないでしょうか?

涼宮ハルヒの憂鬱の各話のエピソードをつなぎ合わせた世界

「God knows…」の歌詞の解釈には、単語やフレーズの意味が抽象的すぎるポイントがいくつもあります。

しかしながら「on the lonely rain」=サムデイインザレインとは真逆のフレーズ、という連想がしやすい部分もあり、涼宮ハルヒの各話の場面をワンフレーズで表しているのでは?という推測・世界観も考えられます。

そう考えると「痛みを分かち合うことさえ」は実はハルヒとキョンのことではなく、長門有希とがナイフで刺された時の回を示している…というふうにも捉えることも可能となってきます。

こうなると「言葉遊び」的な要因にもなってきますが、涼宮ハルヒの憂鬱ならではの歌詞づくり…とも言えそうです。

 

God knows…から見えるキョンの思惑

私=キョン、あなた=ハルヒのこと!という世界観

冒頭で「私はハルヒを指す」…と解説はしたものの、視点を全く逆にしてしまったとたん、疑問に思っていた歌詞がカチリと当てはまります。

「何もできなくて」(キョンはごく普通の人間であること)

「your lonery heart」(ハルヒの孤独感)

冒頭の「乾いた心」も、キョンはハルヒと出会うまでは、タンパクでどこか冷めた高校生でもありました。

キョンは自分自身だけでなく視聴者すらにも嘘をついている?

キョンはなんだかんだでハルヒのことが好きなのではないでしょうか?

でも彼自身、それを認めていません。

またキョンの心の声は視聴者にもダダ漏れしていますが、その気持ちは一切語られていません。つまり、キョンは視聴者にすら、本音を伝えておらず、視聴者にも嘘をついている状態ともいえます。

先程「私=キョンではないか?」という説を唱えましたが、「嘘はあなたらしくないよ」のフレーズが一番響くのは、ツンデレをかましているハルヒだけでなく、実はハルヒ以上のツンデレをかましているキョンにも当てはまるわけです。

God knowsの裏テーマは長門有希と朝倉涼子のストーリー

涼宮ハルヒフリークス・マニアの間で根強い説としてあるのが「表向きと裏向きのテーマがあるのではないか?」という世界観。

どうしてもGodknows(ゴッドノウズ)を歌っていたのはハルヒであったが、その傍らには超絶ギターテクニックをとっさに身に着けた長門有希の姿が。

つまり、

表向きは「ハルヒのキョンに対する想い」を強く示唆している、意味深な歌詞であると解釈をさせておいて、

裏テーマ、真のテーマとして、

私=長門有希

あなた=朝倉涼子

という設定ではないか?という説があります。

またこの逆

私=朝倉涼子

あなた=長門有希

という解釈もできなくもないのです。

第二シーズン終盤での回で、ここから「涼宮ハルヒの消失」世界改変へと繋がる意味としても効いてきます。

「乾いた心で駆け抜ける…」

このフレーズは、ハルヒ、キョン、そして何よりも感情を持たない宇宙人・長門有希にも当てはまります。

 

まとめ:God Knows…は奥が深い歌詞と意味の世界!

  • 私=ハルヒ、あなた=キョンの世界観
  • 私=キョン、あなた=ハルヒの世界観
  • 長門、朝倉の世界観

大きく3つの世界観が考察されます。

これも歌を通した「涼宮ハルヒらしい描き方」なのではないかな?と思わずに入られません。エンドレスエイト、世界改変(消失)、タイムリープなど、いくつもの折り重なった世界がある涼宮ハルヒシリーズからすると、こうした世界観の重複も当然のように思われます。

実際に作詞された方にはそこまでの策略はなかったとは思いますが、本当に謎と奥が深い曲、だからこその名曲となったのかなあと個人的に思いました。

 

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