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勝手にしやがれ(沢田研二)歌詞の意味は?世界観の解釈と考察について

名曲「勝手にしやがれ」の歌詞のストーリー性や言葉の意味、世界観を考察してみました。

 

沢田研二「勝手にしやがれ」について

壁ぎわに寝がえり打って…

このインパクトある歌詞からはじまる、時代を超えて歌い継がれている、沢田研二さんの名曲「勝手にしやがれ」。

リアルタイムで聴いていた人、懐かしの歌謡曲特集で知ったり、親や会社の上司が歌っているのを聴いて知った若い人など、広い世代の方が知っている名曲ですが……

 

「勝手にしやがれ」

 

というタイトルと、歌詞の世界観、とてもストーリー性の高い歌ですよね!

沢田研二「勝手にしやがれ」の概要

  • 1977年5月にリリース。1977年に「レコード大賞」などで大賞を獲得、他でも賞を総取り・総なめした
  • 沢田研二にとって19枚目のシングル曲

 

そこで今回は、時代・世代を超えて歌われている「勝手にしやがれ」の歌詞の意味から、ジュリーの名曲を深掘りしてました。

「勝手にしやがれ」のタイトル

映画「勝手にしやがれ」から

1959年のロマンス映画「勝手にしやがれ」

作詞家の阿久悠さんが、この映画からインスパイアされて、沢田研二の「勝手にしやがれ」が生まれたといわれています。

映画「勝手にしやがれ」の簡単なあらすじですが、

とあることから追われる身となった青年、その青年とともに逃避行をする女性。逃避行の末に心変わりをしていく…というストーリーです。

 

「女性の心変わり」

 

ここが沢田研二の「勝手にしやがれ」にも描かれていますね!

 

振られる男の強がりの歌

歌詞の全体像をみると、

男が寝た振りしている間に、女性が黙って出ていく歌

であって、節々に

  • 男性は女性に未練がある
  • でも女性が男性から離れて出ていって当然の「何か」がある
  • 男性は女性に対峙することなく終わる

というのが透けて見えています。

このあと、歌詞のフレーズや単語について意味を掘り下げたり解説を入れていきますが、要は

「寝たふりをどうにかして維持するために壁際を向く」

「直接言えないのに心中の言葉じりが『出ていってくれ』等、偉そう・見栄をはっている」

というところから

「振られる大人の男の強がりな歌」

といえるのではないでしょうか?

双方ともに「勝手にしやがれ」な歌

男性側からしても「勝手にしやがれ(勝手に出ていけばいいさ!内心はまだ好き…)」だし

女性側からしても「勝手にしやがれ(勝手に出ていくわ。この男のことはもう知らん…)」という歌に捉えられます。

 

「勝手にしやがれ」歌詞の意味・単語の意味

歌詞の掘り下げは筆者が女性ということもあり、一部偏った見解もありますが「こういった見方もあるんだ」という発見につながっていただけたらと思います。

やっぱりお前は…

「やっぱり」なんていう言葉が出てくる時点で「振られる前兆アリアリ」「女性に出ていかれてしかたのない、何かがあった」と言わざるを得ません。

男性・女性どちらに比があったのかは、このフレーズの時点では分かりかねますが、「やっぱり」という言葉からにじみでてくるのは

「女性側の心変わり」

「女性側が男性に愛想を尽かした」

ということにつながりやすいです。

 

思い出

女性の所持品・荷物のことを指してもいます。

出ていくにあたり、

自分の持っていきたいもの・男性の部屋に残していきたくないもの・いらないもの

さまざまあると思います。

「悪いことばかりじゃないと想い出かきあつめ」ていたのは本当に女性のことを指しているのでしょうか?

男性は結局、女性に背中を向けたままなのですから。

次の歌詞の意味の考察にもつながりますが

「こうであってほしい」という願望も入り混じって、女性は荷物を鞄に詰めていますが、男性は頭の中で想い出をかきあつめて、その想い出を心の中に詰め込んでいる状態ともいえます。

鞄に詰め込む気配

男性は寝ているふりをして、それを女性に決してバレたくないので壁際を向いていて「背中できいている」ので、女性がゴソゴソと動いている気配を感じるしかない状態です。

 

この、「出ていく女性が自分の荷物をとりまとめている音」を、思い出をかき集めている音として語られています。

 

 

これ普通に考えたら、出ていく女性側視点としては、逆に「振る男・見切りをつけた男・見損なった男」の思い出なんか持って行きたくないわけです。

でも出ていかれる男性側からすれば「思い出を鞄に詰めている音」に捉えられる。

 

この部分の意味・解釈をどう捉えるかで、別れる男女の様子が大きく別れます。

 

この歌詞の前述「思い出」とあえて表現しているあたりで「実は女性にも男性に未練があるんですよ」と暗に示している、意味深な部分の歌詞でもあります。

しあわせになるがいい・戻っておいで

男性の言葉じりに注目です。

しあわせに「なるがいい」という上から目線

戻って「おいで」という下から目線の優しさ

 

えっ?DV男の気質なのか?といいたくなるのですが、要は「つよがり」ですよね。

行ってしまうならどうでも良いけど、戻ってきたなら優しく迎えよう。

これを男の器が広いというのか、狭いというのかは、それぞれの立場によって分かれるフレーズです。

ここは男性ならではの意味合いが多く含まれたフレーズですね。

カッコつけさせてくれ

自分がダサい男であること・カッコ悪い行動をしていることは重々承知しているようです。

意味としては「強がり」「願望」「願い」といったところが大きいように見えます。

寝たふりしている間に出ていってくれ

ここも2通りの解釈があります。

  • 命令(強がり)
  • 願い・懇願

どちらにしても、ちょっと情けない切ない男の心情にとらえられます。

結局最後まで、真正面から女性の思い・行動を受け取れない情けない意地を張った姿を表している、という意味にとれます。

バーボン

お酒の種類ですが、大人の男性かつ深酔いのイメージがありますよね。

バーボンのボトルを抱いて、窓の外の出ていった女性を見送っているあたりが、どうしてもダメな男(アルコール依存・中毒)を連想させてしまいますが…

しかも、お酒を「手にして」「持って」じゃなくって「バーボンのボトルを抱いて」います。これ厳しい意味のとり方かもしれませんが、

  • ナルシスト
  • バーボンのボトルを抱く=依存・すがりたい心情
  • ボトルを抱く=形骸的な「抱きつき」

という一面も見えます。

 

お前がふらふら行く…

こちらも複数の意味が連想されます。

  • 女性も精神的にフラフラな状態であること
  • 鞄に詰め込んだ荷物が多くて重くフラフラしている
  • あてのない状態

など。

正直私は「ほとほと男性へ疲れ果てた姿」「鞄の荷物が多くて重い=それだけ男性との付き合いが長かった、耐えてきた」という表れに思えるのですが……

うん。男性的には、フラフラとしたか弱い女性像を連想するのかな?女性にも未練持っていて欲しい願望かな?って思いました。

サラリと送ってみるか

強がり、どこか他人事で現実逃避をしているようなセリフです。

 

別にふざけて困らせたわけじゃない・愛というのに照れてただけだよ

この歌詞にくるまでは、正直「男女どちらに比があるかが不明」といっても良かったのですが、このフレーズで、決定的に「あれ?男が悪いんじゃね?」と思わせるパワーを持った歌詞になっています。

別にふざけて困らせたわけじゃない=じゃあどんなつもりで女性を困らせるような行動をしたのか?

愛というのに照れてただけだよ=照れて何をしでかしたのか?

いえるのは、女性はまったくもって男性から愛情を受け取れていない状態だった、ということでしょう。

派手なレコード

 

朝までふざけようワンマンショーで

もう嘆き明け暮れようが、わめこうが、叫ぼうが、それはおふざけであって、ワンマンショーであるという「建前」のように聞こえる比喩です。

サビのアアー

男性の嘆きの声を連想されます。

 

「勝手にしやがれ」の世界観とストーリー

映画「勝手にしやがれ」の世界観があるのは前述していますが、歌の歌詞からの純粋な捉え方としてまとめてみました。

不器用な男(昭和の男)の振られたストーリー

いまで言うところの、大きなツンデレをかましている男性が女性に愛想をつかされて出ていかれたパターン。

 

ダメ男をドラマティックにユーモアに表現した世界

暴力やアルコール中毒、浮気、借金など、女性にとってまったく理解も納得しがたいことが原因で、女性の気持ちが全くもって離れてしまったので出ていく話。

 

 

「勝手にしやがれ」雑学

まとめ次第、アップしていきます!

 

まとめ:沢田研二だからこその「勝手にしやがれ」

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