三陸防災復興プロジェクト2019はいつ開催?会場やイベント詳細も

      2018/03/24

この記事は約13分で読めます。

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2019年開催を予定している三陸防災復興プロジェクトについて、具体的な日程はどうなっているのか?会場予定地やイベント行事等はどうなっているのかを調査してみました!

 

「三陸防災復興プロジェクト」とは?

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どうも、津波てんでんこ、三神かな子です。

岩手県民の中でも沿岸出身者かどうかがすぐ分かる!?という半分都市伝説みたいな話があります。

地震が発生、真っ先に建物の外に出てきた人たちのほとんどが岩手県沿岸部出身者だったとか…?

それくらい、岩手沿岸部の人たちは地震に敏感で防災意識が高いっていう現れなのだけれども。それでも予想と想像を遥かに上回って襲ってきた東日本大震災。ーー情けないけれども未だにどう向き合ったら良いのか、戸惑うことがあります。

ただ言えるのは、本当の意味での復興はまだかかるってこと。ニュースで流れてくる沿岸部の様子は……まだ復興にはほど遠いです。確かに新しい街並みも生まれてはいるけれど、整備されながらも、はだけたままの茶色い大地を見ているとさ……。

 

さて!気合い入れ直します。

 

岩手で「三陸防災復興プロジェクト」なるイベントが行われることをしっているでしょうか?知っているのは県民くらいだけかもしれない……。というか、私も母が騒いでいて気がついたという。全国的には知られてないんだろうなあ……。

 

事の経緯から、順番にニュース記事とともに紹介します。

県は(6月)29日、2019年に本県沿岸部で開催予定の三陸防災復興博(仮称)について、19年度上期に数カ月間にわたり沿岸市町村と住田町の計13市町村の各地でイベントを開催する方針を県議会6月定例会で明らかにした。

引用:岩手日報

岩手県は今年の6月には「三陸防災復興博」(仮称)の方針は立てていて、話が進められていました。

陸防災復興博 準備委10日設立 19年開催へ本格化 /岩手

達増拓也知事は(3月)6日の記者会見で、2019年に予定する「三陸防災復興博(仮称)」について、10日に準備委員会を設立し、開催準備を本格化させると明らかにした。

 三陸防災復興博は、三陸地域全体を会場とし、東日本大震災からの復興を国内外に伝えるのが目的。19年3月の三陸鉄道久慈-盛(大船渡市)間の一貫経営開始や、同9~10月のラグビー・ワールドカップの釜石市開催に合わせ、地域を盛り上げる狙いもある。

 達増知事は会見で「三陸地域が国内外から注目を浴びる絶好の機会。震災の支援に対する感謝の気持ちや、復興の先を見据えた地域振興につなげたい」と述べた。

引用:毎日新聞・地方版

岩手県では基本構想等が一般の人でも閲覧できるようにネット上で公開しています。

「三陸防災復興博」(仮称)の開催意義を簡単にまとめると

  1. 大震災・津波の教訓を後世に伝える
  2. 復興支援の感謝を伝える
  3. 三陸の地域資源の魅力・価値を伝え高める
  4. 復興道路、三陸鉄道等、新交通網を活かす
  5. 交流人口の拡大と地域経済の活性化

……とまあ仮称の通りの内容です。

 

 

正式名称は「三陸防災復興プロジェクト2019」に決定!!

3月23日に、実行委員会が開かれて、正式名称が決定しました。

「三陸防災復興プロジェクト」開催へ/岩手

2018年03月23日 18:50 更新

 

来年、岩手県沿岸部で開催される、復興と防災に関する取り組みを発信するイベントの名称が、「三陸防災復興プロジェクト2019」に決まりました。開催費用はおよそ4億8000万円の見込みです。

 

引用:IBC岩手放送

うーん……名称、長っ!!

愛称を考えないといけないくらいですね。

これニュース記事の冒頭のみの引用なんだけど真っ先に費用の話が出てくるのが何ともね……。普通そこは「開催期間・日時」先に発表じゃない?って思ったりもしたけど、私の感覚がズレてるのかもしれない(汗。

13市町村で約2カ月開催で約5億円かー。ピンとこない。orz

 

規模は「地方博覧会」?それ以下に?

仮称の時の「◯◯博」と聞くと、万博=万国博覧会や国際博覧会を想像してしまうのですが、今回はどうやら昔の「地方博覧会」規模なのではないかと推測されます。

岩手県は過去に「三陸・海の博覧会」という地方博覧会を1992年7月から9月にかけて開催したことがあります。開催地は、釜石市・宮古市・山田町の3会場で来場者は約201万人。

この時はJAPAN EXPO(ジャパン エキスポ)という旧・通商産業省の特定地方博覧会制度による地方博覧会ということで開催されたのですが、今回は岩手県が主体となって開催される模様です。

しかしながら、「博」を「プロジェクト」に変更してしまったことで、イメージ的に、規模が小さくなったように思ってしまいます。

地方博覧会と冠がつきそうな事態を避けたような印象も受けます。(「三陸」の名前・名称やネーミング等では、宮城県(南三陸町という地名がある等)との兼ね合いもいつも気になるところではあります)

 

開催期間は2019年6月1日から8月7日までの68日間

同日の実行委員会では、開催時期も決定されたようです!

(達増知事)
「2019年は是非、皆さんに三陸地域にいらしていただきたい」

これは23日、開かれた実行委員会の総会で決まったものです。三陸防災復興プロジェクト2019は、これまで「仮称・三陸防災復興博」として、開催準備が進められてきたもので、沿岸12市町村と住田町を会場に、東日本大震災からの復興や、防災の取り組みのほか三陸の観光や産業、文化を国内外に発信するイベントです。開催期間は来年6月1日から、8月7日までの68日間と決まりました。総会では開催に向けた基本計画が示され、全会一致で了承されました。計画によりますと釜石市での開幕式典を皮切りに防災や減災、復興の取り組みをテーマとしたシンポジウムや、三陸地域の伝統芸能が一堂に会してのステージイベントなど、24の催しが予定されています。

(達増知事)
「復興の力負担にならないようにし、地域の力を弱くすることのない形で財源を確保したい」

開催費用は広報宣伝費を含め、およそ4億8000万円と見積もられています。県の予算のほか国の復興事業費や、民間からの協力金を活用する予定で、市町村に負担は求めない方針です。

開催期間も正式に決定となりました!

2019年6月1日(土)から8月7日(水)までの68日間

 

このあたりも、お盆の時期は避けたのかなあと思いました。

沿岸部の夏祭りは7月下旬〜8月上旬に集中しているので、地元型の伝統的な祭りやイベントもプロジェクトとして組み込めるのかなあと思うところがあります。

しかしながら花火大会は沿岸部で8月中旬やお盆近くに行う地域もあるので、海上花火大会を多くプロジェクトに組み入れるのは難しいかもしれません。……まあ、完全に整備・復興がされていない状態、地元民以外の集客があった時の警備等の観点からは現実問題難しいのかなあ……。

 

 

一時は延期の可能性も示唆されていた?

当初から開催時期は、2019年6〜9月の間の60日間程度を予定していましたが、直前になって「延期」を匂わすようなニュース記事があったりもしました。

三陸防災復興博19年開催に慎重論 県議会「多忙」の声

県が2019年に沿岸部で開催を予定する三陸防災復興博(仮称)を巡り、7日の県議会予算特別委員会で開催時期の是非が議論になった。被災地は復興途上でマンパワーが不足する上、19年は国政選挙やラグビーワールドカップ(W杯)釜石開催など大型行事がめじろ押しのため「延期を検討すべきではないか」と慎重な意見が相次いだ

口火を切ったのは岩崎友一氏(自民クラブ)。19年は参院選や知事選・県議選が行われるほか、新天皇即位に伴う新元号の施行、ラグビーW杯、消費増税などで自治体職員は多忙が予想され「忙しくて人を出せないと悲鳴のような声が市町村にある」と訴えた。復興事業の人手不足に拍車が掛かることに懸念を示し「最優先で進めるべき復興が遅れることがあっては本末転倒だ」と先送りを求めた。

復興博は、達増知事が15年知事選のマニフェスト(公約集)に掲げた肝いり事業。佐々木努氏(いわて県民クラブ)は「任期中にやりたいのは分かるが、先延ばししてオール岩手で取り組んではどうか」とただした。

県地域振興室の菅原健司地域振興監は「三陸鉄道の一貫経営や津波伝承施設の開館、W杯開催など三陸が国内外から注目を集めるチャンスだ」と強調。復興と防災をテーマにしたシンポジウム、復興支援を受けて継承された郷土芸能や音楽祭の開催を通じて三陸地域の振興や風化防止につなげる意義を訴えた。

引用:岩手日報(2018年3月8日付)

ちなみに、ラグビーの2019年ワールドカップ日本大会の釜石会場で行われる試合は、1次リーグの2試合

 

D組「フィジー対米大陸予選2位」(9月25日)

B組「アフリカ予選勝者対最終予選勝者」(10月13日)

 

会場は釜石市の釜石鵜住居(うのすまい)復興スタジアム(仮称)。

この時期と全くかぶらないように三陸防災復興プロジェクトは開催期間をずらしたものと思われます。(個人的に、9月の試合はかぶせてくるのかな?って思ってたんですけどね)

 

結局、時期をずらしたとしても人手が足りない!っていうのは大きな課題かと思います。でも正直言って人手以上に、高速道路・三陸自動車道がまだ一部開通、全面開通していない、交通アクセスが完全に整っていない点が、個人的には気になるところ。

……岩手って、広いからなあ……沿岸を縦断するのに時間かかるんですよ……。

場所によっては、一度沿岸から内陸の東北道を使って北上してからまた沿岸に行ったほうが時間短縮になるって場合まであるし。(例:陸前高田市ー久慈市)

内陸から沿岸に出るルートは、復興道路・復興支援道路としてある程度整いつつあって、宮古盛岡横断道路東北横断自動車道・釜石秋田線(釜石花巻道路)のおかげで、かなり時間短縮されて交通の便は良くなっているようです。

 

会場予定地は沿岸12市町村と住田町

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岩手県沿岸部の12市町村に住田町を含めた13市町村全体を会場とするオープンエリア型で開催予定です。

  • 洋野町
  • 久慈市
  • 野田村
  • 普代村
  • 田野畑村
  • 岩泉町
  • 宮古市
  • 山田町
  • 大槌町
  • 釜石市
  • 大船渡市
  • 陸前高田市
  • 住田町

その他、近隣地域との連携も図りつつのようです。

 

なぜ住田町だけ内陸なのに会場予定地なのか?

これは地図を見てもらえれば一目瞭然です。

岩手県の地図に、今回の「三陸防災復興プロジェクト」会場予定地の沿岸12市町村(緑)と住田町(赤)に色をつけたのですが、地域バランスが取れなくなるということが挙げられます。

さらに、甚大な被害があった陸前高田市と隣接する大船渡市への支援活動を積極的に取り組んできたのが住田町。避難者たちのためにと迅速に仮設住宅を建設する等のバックアップもしてきました。

陸前高田市・大船渡市・住田町の3市町を「気仙(けせん)地域」と呼ばれていて、地域性が強いということもあります。

 

イベントや関連行事などの詳細は?

開催の内容で予定されているものをまとめてみました。

  • 記憶・記録の伝承
    学会や自治体向けのシンポジウム
    鎮魂と祈りを体験する展示
    震災津波伝承施設(仮称・陸前高田市)の開館
  • 文化芸術企画の充実
    「感謝の音楽祭」
  • 体験型旅行商品の提供
    児童生徒・学生向けの教育旅行プログラムの充実
  • 食の高付加価値化
    期間限定レストラン
  • 海とジオの魅力発信
    三陸ジオパークフォーラム
  • 三陸鉄道を核とした企画の展開
    三陸鉄道・久慈ー盛間一貫経営
  • 観光ゾーンの設定と発信拠点の設置
  • 多彩なイベントの開催

 

やはり1点集中型ではなく、各地に目玉を置くような構想なのかなあと思いました。

 

 

まとめ:語り継ぐタイミングと元気になるタイミング

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うーん。

当初の予定通り、2019年開催となりましたが、あと1年ちょっとの準備で大丈夫なのだろうか?と私は素直に思ってしまいました。

ただ、開催を急ぎたくなる気持ちも分からなくもないです。

 

ラグビーの2019年ワールドカップで釜石会場が盛り上がるから、やるなら今!っていう。

 

ありのままの現状を知ってもらいたいし、さらに震災風化が進んでからでは語り継ぐのも難しくなっていくようにも思います。正直、2016年に「震災から5年」という、なんとなく区切りの良い数字で全国マスコミに一段落された感が否めないし……。

もちろん、四六時中、全国の人たちに東日本大震災のことばかり考えていてほしいわけじゃないし、他の地域だって天災・災害に見舞われて大変な思いをしているわけだから、いつまでも東日本大震災のことばかり注目を集めてもーーとかあるけど、だからこそ、早く復興したい、させたい、どうにかしたい!この現状を、復興できているところ、できていないところを見て!!とも思ったり。

沿岸に行くと、確かに新しい綺麗な街並みも見えるのだけれども、土がむき出しの区画がただただ海に向かって広がっている様子をみると、本当にいたたまれなくなる。なんて沿岸部の人たちはたくましいのだろう……と思ってしまいます。

だから、鉄は熱いうちに打て!じゃないけど、復興プロジェクトをどうせやるなら早めの開催が……とも思うわけで。

 

……珍しく、話が長くなってしまいましたが!

 

一番は会場予定地になっている13市町村の皆さんが元気になれる!経済的にも潤う!っていう手段・方法を岩手県がしっかり見極めて開催内容を詰めてほしい!集客方法が一番の肝になるのではと思います。

 

 

それでは!

 

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