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首里城の世界遺産登録はどうなる?抹消・取り消しにならない理由根拠は?

2019年、首里城の火災は日本中に衝撃と言い表しようのない悲しみが広がった事件でした。世界遺産登録されていた首里城は今後どうなるのでしょうか?現時点での専門家の見解や認識などをまとめました。

首里城・世界遺産登録はどうなる?

首里城は世界遺産から抹消・取り消しはされない可能性大

 

首里城・世界遺産の登録抹消・取り消しされない理由や根拠はある?

世界遺産登録は建物ではなく「地下の遺構にあたる首里城跡」

首里城といえば、朱色が目にまぶしい立派な建物を想像しますが、実は建物自体が世界遺産登録されているわけではありません。

首里城のユネスコ(国連教育科学文化機関)世界遺産登録においての正式な名称は

「琉球王国のグスク(城)及び関連遺産群」

周辺の城跡や玉陵(たまうどぅん、王家の陵墓)などの9件で、登録されたのは2000年。

この9件のなかで地下の遺構にあたる首里城跡は世界遺産登録されてますが、多くの人が知っているあの赤い建物(正殿)は、新しく復元された建物です。

復元されたのは、第2次世界大戦の焼失を経て平成になってから。

そう考えると、

  • 首里城は過去にも火災に遭って復元・再現された建物でも世界遺産登録は進められた
  • 正殿は登録外

…というわけなので、あの素晴らしい正殿が跡形もなくなってしまったのはとても残念ですが、世界遺産登録がどうこうという観点からすると抹消・取り消しされる可能性はとても低いです。

過去に火災で世界遺産登録が抹消・取り消された事例は?

現在そのような事例はないようですが

情報を精査まとめ中です。

火災・焼失しても世界遺産登録が取り消しされなかった建物

ノートルダム大聖堂

2019年4月に火災で尖塔・屋根が焼失したパリのノートルダム大聖堂。

記憶に新しい人も多いかと思いますが、火災の後にあった2019年のユネスコ世界遺産委員会で登録抹消が検討されることはなかったとのこと。

ここで注目すべきポイントは「検討されることはなかった」という部分ではないでしょうか?つまり、火災があったけれども検討しなくても問題なし…と世界遺産登録ではみなされている裏返しのようにも考えられます。

 

【首里城】今後の世界遺産登録における関係者・専門家の見解

文化庁の関係者:世界遺産登録の抹消の可能性はきわめて低い

文化庁の担当者からは「地下の遺構にも被害が及ぶのかわからない段階で断言はできないが、世界遺産登録が抹消されることはないと考えている」と話しているようです。

(新聞マスコミ掲載)

元ユネスコ事務局長:周辺一帯が世界遺産登録なので取り消しの心配はない

首里城跡が世界遺産に登録された当時に、ユネスコ事務局長を勤めていた松浦晃一郎氏も「周辺と一体で世界遺産登録されており、世界遺産から取り消される心配はないだろう」と話す。

引用:朝日新聞(一部抜粋)

実際に世界遺産登録に向けて首里城跡を見てきた方の言葉は心強いですね!

「火災という悲劇にも耐えうるほど価値のある遺跡」と評価されている面が強いのでは?と感じました。

 

まとめ:今後は「地下の遺構」としてどこまで被害が及んでいるのかが注目される

再建・復元で「景観を損なう」ことがなければ抹消・取り消しにならない…?

世界遺産登録において、過去に抹消・取り消しされた事例として

「景観を損ねる橋を建設したため」

という理由でドイツの文化遺産エルベ渓谷が世界遺産リストから抹消されたといったことがありました。

日本の建設技術・職人技は素晴らしいので、もし仮に再建・復元等されても世界遺産リストから抹消されることはないのでは…。

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