新型コロナウイルスで日本がピンチ!…となると世界からみた日本の評価が下がって「円安」になりそうなものなのになぜ「円高」になっているのか?
意外な理由があるのでまとめました。
目次
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新型コロナウイルス円高・ドル安はなぜ?わかりやすく簡単まとめ
日本以上にアメリカが経済的な大打撃を受けている?
日本経済が新型コロナウイルスで不安になっている以上に、アメリカ経済が不安定になっている経緯があります。
アメリカ国内でも感染者が続々と出てきたため2月以降経済の見通しが悪くなってきました。
さらにアメリカ・ニューヨーク州などでは相次いで『非常事態宣言』が出されました。
そうなると投資家の懸念が一気に強まってしまい、3月9日の東京外国為替市場ではドルを売って円を買う動きが加速しています。
原油価格の急落
さらに原油価格の急落がアメリカ経済に大きな影をおとしています。
中東だけでなく、アメリカも有数の産油国だからです。
保険会社が大きく関わっているため?
さらに、です。
大手企業や中小企業は会社の経営がピンチになってもいいように「保険」を掛けています。
東日本大震災では生命保険を中心とした保険会社が日本円を多く必要としたため、保有しているドル売りによって円高になりました。
「日本がピンチだからこそ、日本国内で日本円が必要」
リスク分散等でもドル建てしていたものを一気に日本円に替えようとする=円の需要が一気に高まる=円高…といった背景もあります。
日本円は信頼できるから?
世界からみて日本がピンチに、評価が下がると急速に円高になります。
そして世界中でピンチになった際に、比較されて他の国のほうがピンチ=日本円の方が信頼できると投資家たちが判断して円高に拍車がかかるようです。