しばらく使わないでおいていた木工用ボンド。いざ使おうとなったら、出てこなかったり固まっていたりすることがあります。
「まだ大量にある木工ボンド…買い直したり捨てるのもったいない…」
木工用ボンドが固まってしまった時の戻し方や、固まったボンドを復活させる方法があるのかどうかをまとめました。
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木工用ボンド(水性)固まって容器から出てこない時の対処法
先端をカッターナイフで切る
木工用ボンドの容器から出てこない時、細い口部分のみでボンドが固まっている場合があります。
木工用ボンド容器の先端部分の固まった部分のみ取ってみましょう。
千枚通しのような先端が針状のもので取り除いてみる(※作業後の千枚通しのボンドは即座にぬるま湯で湿らせた布等でボンドを拭き取りましょう)のも一つの手ですが、先端部分をカッターナイフで切り取ってみるのもおすすめです。
お湯(湯煎)で温める
中身のボンドが完全に固まりきっていない場合、温めると柔らかくなります。
中にお湯が入らない状態にして、湯煎で温めるなどをするとスムーズにボンドが出てくることもあります。
固まったボンドを復活させる方法はある?
固まったボンドは捨てるしかないでしょうか?…もったいないので復活させる方法を調べてみましたが、ありませんでした。
簡単に結論を述べると「透明な状態に固まったなら完全に無理、白い状態でもほぼ無理」です。
なぜできないのか?をまとめました。
透明な状態は化学反応が起きたため復活はできない
木工用ボンドの成分は塩ビ系です。
塩ビ系の接着剤は、接着剤に含まれている水分等が結合して硬化することで物をくっつけています。
そのため、水分等が結合して硬化してしまうと、化学反応が起きて終わってしまった状態のため、その後どうにかすることは基本的にできません。
見た目で分かりやすいのが、木工用ボンドが透明になった時は完全に乾いている=化学反応が終わった状態です。
再度化学反応を起こして元の状態に戻すには、一般家庭で簡単にどうにかする方法はありません…それよりは新しく木工用ボンドを買ったほうがお金も時間もかからなくて良いので、潔くあきらめましょう…!
水性の木工用ボンドなら白いうちは復活可能?
水性の木工用ボンドで完全に固まっておらずに粘度が増した状態の場合、多少水分が抜けた状態の可能性があるので、水を加えるだけで使用できる場合もあります。
ただし、固まり具合によりけりのため、完全に元通りにならない可能性も。また水を加えて見た目として戻ったように見えていても、先に説明したとおり化学反応が進んでしまうと元の状態に戻せない=粘着力が落ちてしまっている場合もあります。
ダメ元でやってみるのはアリと思います。