コミック(漫画)になった「誰かこの状況を説明してください!〜契約から始まるウエディング」の3巻の結末およびネタバレをまとめました。
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コミック「誰かこの状況を説明してください!」について
原作小説・書籍がコミック化!
アリアンローズの「誰かこの状況を説明してください!」(作者・徒然花、イラスト・萩原凛)を、木野咲カズラが漫画化したものです。
漫画「誰かこの状況を説明してください!」3巻の結末は?
「お飾りの奥様」の役割をしっかり務めていた主人公・ヴィオラ嬢。
お飾りの妻契約を申し出た張本人・フィサリス公爵(サーシス)はヴィオラに振り向いてほしい&本当の意味で妻になってほしいと奮起していましたが…。
ある日、お屋敷に出入りしている商人から「王都の端に綺麗な女性を密会している」という話を聞いてしまいます。
いつもと違う落ち込んだ気持ちでいるヴィオラ。そして誤解であることを正々堂々と証明したサーシス。
誤解を解いた後、帰り道の馬車の中、眠気でうとうとしてしまうヴィオラに、サーシスは肩を貸してヴィオラを受け止めます。
ふとヴィオラはなぜこんなにも早急に誤解を解こうとしたのか、サーシスに訊ねると、他国との関係にきな臭さが増しているため、近々長期の『遠征』に出向き、帰りはいつになるか分からないという。
サーシス
「これから離れ離れになってしまうのに
今貴女に僕の気持ちを疑われるのは嫌だったのです」
「僕を信じて、帰りを待っていてくれますか?」
というサーシスのまっすぐにこちらを見つめた優しい顔に、なんともいえない表情のヴィオラでしたーー。
はいっ!
お飾り妻の契約でアッサリしていた2人の関係から、3巻で何があったのか?
詳細は下の「ネタバレ記事」から!
その前に、簡単ながらコミック3巻に登場する人物を紹介しておきます!
漫画「誰かこの状況を説明してください!」2巻の登場人物
主人公・ヴィオラ
本名:ヴィオラ・マンジェリカ・ユーフォルビア
年齢:18歳(結婚当初)
彼氏いない歴:18年(生まれてから気になる殿方いませんでしたし、むしろ一生独身でもいいわぁ☆なんて考えてましたし:本人談)
実家の使用人は執事とメイドの2人だけ。
両親ともに良い人・領地思いで、父は慈善事業で借金苦に、母はそんな父と領地を盛り上げようと地元の染料植物の研究に熱心な人。弟(シスル)・妹(フリージア)もいる。
サーシス(公爵様・旦那様)
本名:サーシス・ティネンシス・フィサリス
愛人囲いたいから、そのために仮面夫婦を平気な顔で申し出る鬼畜っぷり。
しかし超絶イケメン。かつ、超お金持ち、そしてエリート。
見た目いいけど結婚相手として最低な男!?と思われていたサーシスにも変化が…!?
ヴィオラいわく「観賞用にだけならもってこい」「キラキラ」。
アンゼリカ(お姉様)
サーシスの職場「特務師団」の女性騎士のひとり。
麗しい姿と騎士としてのかっこよさ、尊敬から、ヴィオラは「アンゼリカお姉さま」と呼んでいる。
フィサリス家の使用人たち
ロータス(男)執事。オールバック真面目メガネ男子
ダリア(女)侍女長。黒髪しっかり大人系
ミモザ(女)侍女。金髪後れ髪カワイイ系
カルタム(男)コック。チャラい系
べリス(男)庭師。長髪黒髪の無口系
その他の専門用語・地名など
- フルール王国(王都ロージア)…ヴィオラたちが住む国
漫画「誰かこの状況を説明してください!」3巻のネタバレ!
以下、ここからネタバレです。
話数ごとのタイトルは、私がその回ごとに起こったことをまとめたものです。
それも込みでお楽しみください!
第15話ヴィオラ実家へ出戻る?
旦那様が用意してくれた別館の本を読みふけってしまい、完全徹夜状態のヴィオラ。
旦那様を見送った後、眠気でフラフラしてしまい、エントランスに飾ってあった高級なツボを壊してしまいます。
借金を増やしてしまった!と慌てふためくヴィオラに、執事のロータスがなだめ、「気に病むようでしたら一度実家に行かれては…」と提案。ヴィオラは妻として失格・離縁・お役御免と思い込み、実家に出戻る気持ちで帰ります…
使用人ミモザの付き添いのもと、久々に実家に帰ってみると、お屋敷もお庭もピカピカになっていてヴィオラは驚きます。
帰ってきたヴィオラを見て、何かをやらかしたと即気づくヴィオラの母(笑)。
罪悪感は残ったままとはいえ、久々の実家で過ごす時間にヴィオラは癒されます。
夕食の時に弟に「綺麗になった」、母親に「あかぬけた」などほめられるヴィオラ。母親からサーシスが屋敷の修繕のためにと手配してくれたことを初めて知ります。
そんな最中、サーシスがヴィオラを迎えにやってきます。
ヴィオラは高級で大事なツボを壊してしまったことを謝罪。
ヴィオラ「何とか弁償しますのでどうか許してくださいっ!」
サーシス「何を言ってるんですか!あんなものどうだっていいんです!」
「そんなことより、貴女が無事でホッとしました」
その様子を母親やミモザたちに見守られながらも一件落着…!!
ですが、質素な実家の食事と母親にサーシスを付き合わせて冷や冷やしたり、サーシスの迎えで帰ろうとした際には、弟と妹が「もう帰っちゃうの?(涙目)」と引き留めて帰宅を明日に延期したり(弟がサーシスに敵対心を…笑)といった一幕も。
一人で帰ることになるサーシスに、実家の修繕で人を手配してくれたお礼を述べるヴィオラでしたが、サーシスは帰りの馬車の中、一人暗い顔をしているのでした。
第16話・旦那様の思惑
ヴィオラの実家から帰る馬車の中、サーシスは過去にヴィオラの実家ユーフォルビア家の見た目と自分の体面だけのために「修繕の金さえ出せばいい」と考えていたことを反省します。
機転を利かせたロータスがお金ではなく人的援助で屋敷の修繕をしたことのほうがヴィオラは喜んでくれているーー過去のデートの失敗も思いを馳せ、自分のことばかりでヴィオラの気持ちを考えてなかった上に、初めから(お飾り妻になれ)ひどい仕打ちをしていたと思いが及びます。
が、当の本人ヴィオラはうたた寝をしていて、馬車内で頭をガコンと壁に当てて痛がっていました笑
「まったく、貴女って人は…」と笑うサーシス。
ヴィオラは高価な壺を割ってしまったのに、屋敷のみんなも旦那様も優しいことで自分を幸せ者と思い、追い出されない限りは公爵家でがんばろうと思うのでしたーー。
さてそんな折に、明後日にサーシスの両親が、急に再び屋敷を訪れることになります。
以前のように寝室に簡易ベットを用意して「お飾り妻の役目」を全うしようとするヴィオラに、サーシスはがっかり、何か言いたげな顔でヴィオラを見つめます。
翌日ーー今日一日あればお掃除万全でご両親をお迎えできると使用人の格好で張り切ります。そしていつものようにサーシスが屋敷に帰ってきたと思ったら…サーシスの職場の部下たちが大勢やってきました!
慰労会を屋敷で行いたいからとサーシスに言われますが、明日両親が来るのによりによってこんな時に!?使用人たちの負担が…とヴィオラは思いつつも、そつなく対応をこなしていきます。
旦那様の働く職場ーー特務師団は諜報機関で、戦闘の前線よりも秘密裏に行動するのが仕事ーーの方たちからいろんな話をきくヴィオラ。
麗しい女性騎士様たちと会話をしていると「上司としてはいい人」「私たち既婚だし」「こんな素敵な奥様放って愛人と夜会に行ってたとかありえない」「ウチの旦那ならシメてる」「男としてはナシ」という話が笑
「旦那様は部下に愛されてらっしゃるんですね!」というヴィオラの言葉に、サーシスは本当にそうだろうかと顔を抑えます。
一夜明け、騎士団の皆様が帰り、昨日できなかった残りの準備をしようとしたヴィオラですが、サーシスの両親が到着してしまいます!
ご両親の対応をしているとあっという間に夜にーー一段落してゆっくり休みましょうと寝室に入った時に簡易ベットがない(用意を忘れてた!)ことに気づくヴィオラ。その横でサーシスは笑顔でした…!
第17話・旦那様の考えていること
寝室にベッドが一つ!
簡易ベットを用意していないことを謝るヴィオラに
サーシス「そうですか!なら今夜は一緒に…」
ヴィオラ「ですので、私はソファーで寝させていただきますね」
サーシス「!?」
お互いにソファーで寝かせたくないと譲らず
サーシス「じゃあ貴女もベッドで一緒に寝ればいいじゃないですか(ニコッ)」
寝る身支度を整えている最中、ヴィオラはウンウン唸って悩む横では、使用人たちは「旦那さまも回りくどいこと真似をして…」と心の中でつぶやきます。
ベッドにおける謎の攻防戦の末、ヴィオラは熊の置物で境界線を決めてしまい、ヴィオラは安堵して寝てしまい、サーシスは熊の置物を抱きしめながら泣いて眠るのでした(笑
こうして無事に一夜明けて旦那様の両親をお見送りし、旦那様は泣きながら職場へーー熊の置物に感謝してまた大事にしまっておくヴィオラでした・・・
別の日ーー
珍しく旦那様とダンスのレッスンをするヴィオラ。執事ロータスの鬼コーチっぷりにより、2人ともクタクタになりますが、こうして旦那様と気が合ったのは初めてーーと思うヴィオラ。
ふと最近のことを思い返せば、ヴィオラが割ってしまった壺が置いてあったところに、旦那様はヴィオラの好きそうな植物ーー屋敷に眠っていた鉢植えに植え替えたティアカスの木ーーを置いてくれたり、以前の旦那様では考えられないようなことをしてくれていると気づきます。
さてさて、そんな折に、お屋敷に馴染みの商人さんが果物やお菓子などを売りにきてくれます。ヴィオラは「新入りぺーぺーの侍女ヴィオラちゃん」として商人にサーシスの妻であることは内緒にしたまま、毎回使用人たちに混じって品定めやお茶を一緒にしていたのですが…
商人が何気なく話した噂話ーー
『サーシスが王都の端の土地に小さな家を買って、キレイな女性と出入りしているらしい』
という話に、使用人たちは「「「はぁああああああああああ!?(怒」」」となり
ヴィオラはポカンとしてしまうのでした…。
第18話・旦那様の新しい愛人?
商人の噂話に使用人たち一同お怒りモード!
愛人と別れたのは新しい愛人のためだったのか!?と怒りまくる使用人たちに「奥様には内緒で…」という商人ですが、ヴィオラが使用人に紛れて参加していたため、冷徹執事モードのロータスは商人に「これ以上口外することのないように…」と押し迫ります。
商人がビビって帰宅した後でも、使用人たちの怒りは収まりません!(旦那様信用ないですね…)
とシェフのカルタムが手を叩いて話題を変えたことで、今度は一気に最近まで旦那様が奥様ヴィオラ一筋のラブラブな行動を話しはじめ…生温かい空気に耐えられなくなったヴィオラは退出します。
どっと疲れたヴィオラは自室のベッドに倒れ込むと「ロータスが調べるのでお気に病まないように」とダリアに言われます。
ヴィオラは思いを馳せます…
正直、旦那様の新愛人に関しては「やっぱりね〜」と割と冷静なものの
使用人のみんなに支えられてお気楽なお屋敷生活を楽しんでいたものの、新愛人さんが身分相応に高い方だとしたら
奥様クビということに…
「ちょっと別棟に行ってくるわね」とダリア・ミモザに言うヴィオラ。
ひとりで別棟でぼんやりするヴィオラ。
契約を持ちかけられてまだ1年しか経っていないこと、愛人のカレンデュラが出ていってから、契約変更して同居するようになった旦那さまと、最近ようやく打ち解けられた気がしていたことが、思い出とともに蘇ります。
今度こそこの生活は終わってしまうのだろうか…という不安がよぎります。
一方、ロータスは庭師ベリスに「御庭番」として旦那様を探るよう手配をしていました。
2人とも最近の旦那様の様子から愛人疑惑は誤情報と思っている様子。
しかしロータスは、大事な奥様を動揺させた罪をどうしてくれようかと商人にキツイ罪まで考えている様子です…!
一方その頃ーー
王都の郊外ーー人目を気にして一軒の家を訪れていたサーシス…中からは金髪ロングの美人が現れて、サーシスを待っていたのでしたーー。
第19話・旦那様の新愛人の正体
別邸でぼーっとしているヴィオラ。商人の「キレイな女性の元に通われている」という話を思い出し、噂が本当なら旦那様もマメな方ですねーーと考えていると、あることに気づきます。
愛人カレンデュラ様と別れてからというもの、お仕事以外はサーシスはずっと自分と一緒に過ごしてばかりだったこと…ドキッとしましたが…ということは、つまり…
勤務時間中に逢い引きを!?(サボりですか!?)
しかしそれもありえないとヴィオラは思います。
旦那様のお仕事はデスクワークと有事に備えた訓練をする騎士団を率いること。職場の目を盗んで通うことも考えられずーー
考えても仕方がない、あとはロータスに任せましょう!
寝れば大抵のことは解決します!(母からの教え)
ということで、別邸のベッドで気持ちよく眠るのでした…。
その後ーー仕事から屋敷に戻ったサーシス。
ヴィオラが迎えてくれないことをロータスに聞くと…「実は商人から旦那様が愛人と別荘で会っている話を奥様も聞いてしまい別邸で一人で過ごしている」と言われます。
驚いたサーシスは「ヴィオラがいる限り、もうそんなことはしない!」と屋敷を飛び出し、別邸にヴィオラを迎えに行きます。
旦那様に急に起こされたヴィオラは、寝起きのキラキラ美形が心臓に悪いと思うものの、サーシスはヴィオラを抱きかかえ「一緒に来てください」と馬で2人で疑惑の場所へと向かいます。
夜も更けた最中、馬を飛ばしすぎるスピードに振り落とされないよう必死になりながらも目が回るヴィオラのすぐそばには、少し険しくも凛々しい旦那さまの顔が・・・
噂の王都の端っこ、質素な別荘ーー
サーシスはヴィオラをお姫様だっこしたまま、別荘の中に入ります。
思ったよりも使用人がいる別荘内、その一室にものすごい美人のご令嬢がーー。
『身分あるご令嬢の愛人を囲っている図』に、私のお役御免決定!と思いながら
しかしなぜ愛人と私を対面させるのか?→愛人の嫉妬を誘う魂胆?→陳腐な茶番に巻き込まれたくない!と考えが及んだヴィオラ、サーシスの腕から降りようとしますが、サーシスはお姫様だっこを解いてくれません。
それどころか抱きしめる手にさらにギュッと力を入れて「暴れたら危ないですよ?」とおろしてくれない様子に「もうヤダコノヒト〜〜!!(だれかなんとかして!)」と心の中で叫ぶヴィオラ。
そんな2人の前に、美人ご令嬢が「お久しぶりです、奥様」と挨拶をします。
ヴィオラははじめ全く気づきませんでしたが、金髪ロングヘアをポニーテールに結び直したところで、ようやく美人令嬢の正体が、サーシスの騎士団の団員・アンゼリカお姉様と理解できたのでした!
第20話
王都の端っこの別荘での逢い引き相手が騎士団の団員でサーシスの部下・アンゼリカだったと正体が分かっても、ヴィオラの疑い?(アンゼリカお姉様が新たな愛人?)である誤解がなかなか解けません(笑。
職場内不倫?(周囲の使用人たちは全員、騎士団の団員!)
騎士団ぐるみで愛人および不倫を囲っている?(団員にまで「この状況でそんな…なんて信用がない…」と呆れられてしまいます笑)
目撃された愛人さんがアンゼリカお姉様と同一人物とは限らないし?(かわいらしく残酷なことを言わないでくださいとサーシスがツッコむ始末…)
実はサーシスたち騎士団は、王都の端にある土地で任務のために潜伏する必要があり、各々が「身分ある令嬢および使用人たち」になりすましていたというのが事の真相でした。
執事ロータスも登場し、裏付けする情報を述べたことで、ヴィオラもようやく納得したのでした。
急いで誤解を解きたかったのでサーシスはヴィオラを現場に見せたわけですが、ヴィオラは「仕事で重要な情報を私なんかに話していけないのでは!?」と慌てふためきます。
しかしサーシスは
「僕の大事な奥さんじゃないですか」
と手を取ります。
ヴィオラ「私はお飾りではなかったのですか?」
サーシス「…そろそろちゃんと気づいて欲しいですね。カレンと別れた時に言ったでしょう?貴女と契約ではなく本物の夫婦になりたいって」
ドキっとするヴィオラでしたが、サーシスはこれまでの自分の行動がいかに信用ならないものだったかを反省して、ヴィオラに信じてもらえるためならなんだってすると言います。
ヴィオラ「それが情報漏えいでも…ですか?」
サーシス「はい!(即答)」
ヴィオラ「ダメじゃないですか!しっかりしてください!」
愛人疑惑の誤解も解けたところで、騎士団の方たちがお部屋に戻ってきて、ヴィオラを生温かい目で見守ります…(全て外から聞こえてたようです笑)
誤解を解いた後、帰り道の馬車の中、眠気でうとうとしてしまうヴィオラに、サーシスは肩を貸してヴィオラを受け止めます。
ふとヴィオラはなぜこんなにも早急に誤解を解こうとしたのか、サーシスに訊ねると、他国との関係にきな臭さが増しているため、近々長期の『遠征』に出向き、帰りはいつになるか分からないという。
サーシス
「これから離れ離れになってしまうのに
今貴女に僕の気持ちを疑われるのは嫌だったのです」
「僕を信じて、帰りを待っていてくれますか?」
というサーシスのまっすぐにこちらを見つめた優しい顔に、なんともいえない表情のヴィオラでしたーー。
まとめ:ちょっとずつ本物の夫婦になっていく予感
はっきりと「本物の奥さんになってほしい」という告白があったヴィオラ。
しかしながらドキッに留まったまでで、まだまだ恋愛感情が薄そうですね…。
ここまでくると旦那様サーシスを応援したくなってくるのは私だけでしょうか…!
でも戦争が2人を引き離そうとする予兆が…
ぜひ2人とも幸せになってほしいです!!
それでは!