映画「余命10年」では、登場するかずくんが実在していたのか、また映画が実話なのかについて、多くの視聴者が気になるでしょう。
まだ観たことがない方も、事前に情報を知ることで、新しい視点で映画を楽しむことができます。
そこで今回は、「余命10年のかずくんは実在したのか?映画の実話とフィクションの境界はどこまでなのか?」についてご紹介します。
ぜひ最後までお読みください。
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かずくんの実在性を探る
映画「余命10年」に登場する主人公・茉莉(まつり)の元同級生で恋人のかずくんが、実在する人物なのか気になるでしょう。
かずくんの実在について考察してみましょう。
かずくんは実在しないと予想する場合
映画「余命10年」の原作は小坂流加さんの小説です。小坂さんは闘病生活を送っていましたが、当時彼氏がいたかどうかは公表されていませんでした。小説の中のかずくんは茶道の家元の跡取り息子という設定でしたが、映画では家族との関係が複雑であることが描かれています。このことから、かずくんは実在しない可能性が高いと言えます。
かずくんは実在すると予想する場合
小説のかずくんは、主人公と原作者が同じ病気にかかっていることを考えると、実在した可能性があります。かずくんは主人公の恋人ではなく、生きる意味を見失い死を考える人物として描かれています。そのため、かずくんのモデルとなった人物は実在した可能性が高いです。
結論
小説のかずくんは実在していない可能性もありますが、原作者がかずくんを大切に思っていた人物をモデルにして描いたと考えれば、かずくんのモデルとなった人物は実在した可能性が高いです。
映画「余命10年」の実話性について
映画「余命10年」は、小坂流加さんの小説「余命10年」を原作とした作品です。
小坂流加さんは実際に原発性肺高血圧症(PPH)という難病にかかっていました。この病気は、肺動脈性肺高血圧症(PAH)に病名が変更されました。肺動脈が血液を正常に送ることができなくなり、心臓に大きな負担がかかります。この病気の発症確率は非常に低く、症状が進行すると命を落とすこともあります。
映画「余命10年」の主人公である茉莉も同じ病気にかかっており、闘病生活を送っています。小説では、原作者と同じ病気にかかった主人公の気持ちの変化がリアルに描かれています。
しかし、映画や小説に登場する他の要素については、脚色が加えられている可能性があります。年齢や家族、恋人、友人関係などは、原作者の創作によるものであり、明確な情報は提供されていません。
それでも、「余命10年」は実話とされることがあります。これは、原作者が同じ病気で亡くなられたことから、作品に現実味があると感じられるからでしょう。