コミック(漫画)になった「誰かこの状況を説明してください!〜契約から始まるウエディング」の2巻の結末およびネタバレをまとめました。
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コミック「誰かこの状況を説明してください!」について
原作小説・書籍がコミック化!
アリアンローズの「誰かこの状況を説明してください!」(作者・徒然花、イラスト・萩原凛)を、木野咲カズラが漫画化したものです。
漫画「誰かこの状況を説明してください!」2巻の結末は?
「お飾りの奥様」の役割をしっかり務めて夜会から戻ってきた主人公・ヴィオラ嬢。
が!お飾りの妻契約を申し出た張本人・フィサリス公爵(サーシス)がヴィオラがいる本館で夜を過ごすと言い始め、それをきっかけにヴィオラと晩餐を良くするように!
ついにカレンデュラはヴィオラと対面するものの、サーシスがカレンデュラに「出ていってくれ」と言ったものの、結局はカレンデュラとヴィオラ双方に振られる形になったサーシス(笑
カレンデュラは去り、サーシスはヴィオラに振り向いてもらおうと試行錯誤の末に、別荘をヴィオラ好みに改装。
喜んでくれたヴィオラの手をずっと握りしめて手を引いてお屋敷に戻るサーシス。
ヴィオラ(別に逃げたりしませんのにね)
そう思い、きゅっと手をにぎり返すヴィオラに微笑むサーシス。
屋敷に戻ってきた2人を使用人たちはにこやかに嬉しそうに出迎えるのでした。
(サーシスのキラキラっぷりと、ヴィオラの「そろそろ離して下さいっ」の様子を見守る使用人たちなのでした)
はいっ!
単なるお飾り妻の契約でアッサリしていた2人の関係が、なぜコミック2巻でここまで進展したのか?
詳細は下の「ネタバレ記事」から!
その前に、簡単ながらコミック2巻に登場する人物を紹介しておきます!
漫画「誰かこの状況を説明してください!」2巻の登場人物
主人公・ヴィオラ
本名:ヴィオラ・マンジェリカ・ユーフォルビア
年齢:18歳(結婚当初)
彼氏いない歴:18年(生まれてから気になる殿方いませんでしたし、むしろ一生独身でもいいわぁ☆なんて考えてましたし:本人談)
実家の使用人は執事とメイドの2人だけ。
両親ともに良い人・領地思いで、父は慈善事業で借金苦に、母はそんな父と領地を盛り上げようと地元の染料植物の研究に熱心な人。妹もいる。
サーシス(公爵様・旦那様)
本名:サーシス・ティネンシス・フィサリス
愛人囲いたいから、そのために仮面夫婦を平気な顔で申し出る鬼畜っぷり。
しかし超絶イケメン。かつ、超お金持ち、そしてエリート。
ヴィオラいわく「観賞用にだけならもってこい」。
カレンデュラ(彼女さん・愛人)
使用人たちからは「お連れ様」と呼ばれ、ぶっちゃけ嫌われています。
旦那様より4つ年上で可愛い弟のように思われているのでは(ダリア談)
元・流浪の踊り子、百戦錬磨とも言われている、気性の荒い妖艶な美人さんです。
フィサリス家の使用人たち
ロータス(男)執事。オールバック真面目メガネ男子
ダリア(女)侍女長。黒髪しっかり大人系
ミモザ(女)侍女。金髪後れ髪カワイイ系
その他の専門用語・地名など
- フルール王国(王都ロージア)…ヴィオラたちが住む国
漫画「誰かこの状況を説明してください!」2巻のネタバレ!
以下、ここからネタバレです。
話数ごとのタイトルは、私がその回ごとに起こったことをまとめたものです。
それも込みでお楽しみください!
(随時更新していきます!)
第8話旦那様と初めての夜!?
旦那様が突然、本邸に泊まると言い出した!
外面良きバージョンで挑むヴィオラと使用人たち(笑
朝食も外面良きバージョンで挑まねばならず、本来少食&粗食なヴィオラは旦那様に合わせて食事を望むことに…お残しできないヴィオラは全力で食べるものの、食べすぎで(腸内テロ?に勝てず)倒れてしまう。
慌てふためく旦那様をどうにか使用人・ヴィオラがなだめすかして、仕事に行かせることに…。
旦那様が立ち去ったあと、使用人たちとともに食べ過ぎを反省するヴィオラ。用意してもらった薬汁を一気飲みしてどうにか落ち着くーー。
一方そのころカレンデュラはサーシスが屋敷に戻ってこずに本館の方で過ごしたことに苛立ちを隠せない。
ヴィオラは薬汁のおかげで痛みもおさまり、消化促進のためと庭いじり。通常通りに戻りつつあり、休憩のティータイム。
使用人たちから彼女さん(カレンデュラ)がずっと不機嫌で旦那様(サーシス)と喧嘩したわけではなく、なぜ最近本館ばかりに立ち寄るのか?なにか本館に旦那様の気のひくものでもーーー
ヴィオラ「え〜っと…私…ですかね?」
使用人たちは旦那様を更生させるチャンス!と意気込む。
第9話・旦那様更生大作戦(仮)
色ボケされた旦那様(サーシス)を奥様(ヴィオラ)の魅力で立派なご当主様へ戻しましょう!(by使用人たち)
期待されても私レベルの魅力では無理〜…と思っていると、ダリアから旦那様が早めに戻るというお知らせが。
外面良しモードに戻って部屋でゴロゴロしていると、部屋に旦那様がやってくる!
ヴィオラが心配のあまり、王宮内の薬草農園から腹痛に効く薬草を国王ご夫妻にお話しして分けてもらったという…!
食べすぎと美食あたりが腹痛の原因なだけに国王陛下ご夫妻に腹痛が伝わったことに焦るヴィオラ。
そしてきょうの晩餐も本館、ヴィオラとともに過ごすという旦那様に遠巻きに「別館で彼女さんと過ごして」と伝えるものの、「わんこ発揮」する旦那様。
ロータスが助け舟を出し、旦那様はしゅんとしながら別館へと戻ることに。
別館ではイライラしたカレンデュラが本館にいる時間が増えていることを問い詰めるが、サーシス(旦那様)は黙ってかわしてしまう。
カレンデュラはサーシスが自分にメロメロだった時とは打って変わった姿に「いい度胸してるじゃない…!」とヴィオラに闘志と苛立ちを燃やして、飾ってあった花瓶をなぎ倒す。
一方本館では旦那様が持ってきてくれた薬草の薬汁(まずそう)を必死に一気飲みするヴィオラをそれを見守る使用人たち(笑
通常どおりになった本館では使用人の出身地のまかないであるロヴァンス地方のロヴァンス風トゥルトをみんなで食べる。
久しぶりに心置きなく使用人さんたちと食べる晩餐が楽しいヴィオラ。食事を大勢で楽しく食べるのが一番…と思った矢先に、追い返してしまった感のある旦那様に罪悪感を感じるが、旦那様にはカレンデュラ様がいて、最愛の彼女さんとの晩餐が一番いいはず(私の出る幕なし笑)と思い直した。
別館では、カレンデュラがなぎ倒した花瓶と花の片付けをしながら愚痴をこぼす使用人たちの姿が。
どうやら旦那様と「お連れ様」は気まずい空気のまま晩餐も別々で使用人たちの居心地も最悪、旦那様と奥様がちゃんとした夫婦になってほしい…とぼやいているところ、旦那様が通りかかる。
床に散らばった割れた花瓶と花について尋ねられたので、使用人たちは正直にカレンデュラが割ったこと、お花は奥様(ヴィオラ)がせっかく選んでくださったものなので別の花瓶に移そうとしていたことを伝える。
落ちて散らばっている花を1輪手に取り、ヴィオラの笑顔を思い浮かべるサーシスだった。
第10話・旦那様の考えていること
次の日、朝から雨が降る日ーー
ロータスにしごかれる1日(エステもする1日)と覚悟していたヴィオラに、旦那様が本館へ訪れるという知らせが!
すっかり使用人スタイルだったヴィオラはストールをはおることで姿をごまかし旦那様に会いに。
(いつもこちらに寄らずに出仕されるのに今日に限ってなぜ!?)
ヴィオラの具合を心配し「今日も早めに帰ってきますから」と気遣い立ち去る旦那様。
その様子に戸惑い、心配されて旦那様に触れられたほっぺたが熱いヴィオラは思わず「てゆーか旦那様、結局何しに来たんでしょうか…」(お飾りの妻が腹痛を起こしたくらいそんなに騒ぐことじゃないですよね?)と悩む姿に、ダリアは
「旦那様は…奥様のことを大切に思うようになられたのではありませんか?」
と助言をするものの
ヴィオラ「今でも大切にしていただいてるわよ?」
ダリア(!?……えーーーと……汗)
ヴィオラ(旦那様のやることが最近よくわかりません!)
旦那様(サーシス)の職場でも、様子が変わったと噂が立っていた。
前は愛人の話しかしなかったのに奥様の話ばかりするようになったこと。
団長(サーシス)の雰囲気が柔らかくなったこと。
一体何があったんだろうか?と言われる始末。
そんな中、サーシスは同じ職場で親友のユリダリスに「今まで気にしていなかったものがすごく気にかかるというか…」とヴィオラの相談をする。
お前にはもったいないくらいいい娘、夜会でも評判になっていたし、旦那は愛人にべったりなのに健気とチクチク嫌味をいうユリダリスだったが
「ぐだぐだしてないで、さっさと決断した方がいいぞ」
とサーシスの背中を後押しする。
「いわれなくても、わかっている」とつぶやくサーシスだった。
一方、本館のヴィオラは、雨の日恒例、ダンスレッスン&エステの時間&さらに晩餐までダンスレッスンをするためにメイクとドレスもバッチリになったヴィオラ。
レッスンに向かう途中ーー「そちらが奥様ですの?」とカレンデュラが登場!
ダリアが前に立ちはばかり、カレンデュラと嫌味の応酬!!
ヴィオラは使用人の姿で一度会っていたので正体がバレちゃった!と焦りまくる。
さらにロータスも前に立ち、カレンデュラにお引き取りくださいませと毅然と対応。
カレンデュラの怒りが頂点に達したそのとき、サーシス(旦那様)が現れる。
「…出ていってもらえますか」とカレンデュラに言うサーシス。
カレンデュラもヴィオラも信じられない顔。
サーシスはカレンデュラに「別れよう」と告げるのだった。
第11話・
サーシスは自分が「公爵家」の重責から逃げていたこと、周囲は「公爵家の跡取り」という目だけで自分を見ていることを感じていて孤独だったこと。
そんな時に公爵家の肩書を笑い飛ばしてくれたカレンデュラに惹かれたこと。
素の自分でいられる気楽さをカレンデュラが教えてくれたこと。
でも、久しぶりに本館へきたら、屋敷中が花や光にあふれていて使用人たちは生き生きと楽しそうだったこと。
ヴィオラが来てから家が変わったこと。
ずっと冷たくて無機質に見えていた屋敷が、初めて温かく血が通ったものに見えたこと。
ヴィオラに対しては最初は純粋な興味だったのが、話をするたびにヴィオラのことが知りたくなり、自分自身を恨むこと無く何もねだらず慎ましやかに過ごし、笑顔で公爵家を支えてくれている姿に好意を抱くようになったこと。
そんなヴィオラが使用人の話ばかり楽しそうにするのは面白くなかったこと。
自分が期待していた以上に、気の乗らない夜会で公爵夫人として堂々と社交もこなしてくれたこと。
カレンデュラは「他人に気を遣う社交なんてまっぴら。私には関係ない世界」と切り捨てるが、サーシスも「君には関係ない世界だ」と切り捨て返す。
だけど自分自身はこのしらがみから逃げ出せない、ヴィオラを見ていて責務に向き合わなければと思い、健気にがんばっているヴィオラをこれからは守っていきたいというサーシス。
カレンデュラは顔をしかめーーー
ヴィオラ「あの〜…ちょっとよろしいですか?(汗」
盛り上がっているところ、大変申し訳ないのですが…確認したいことがあるというヴィオラ。
ヴィオラ「彼女さん(カレンデュラ)と別れるとおっしゃいましたが…私との契約はどうなるのでしょうか?」
サーシス「え?」
カレンデュラ「は?」
彼女さん(カレンデュラ)ありきのお飾り妻だったのに、いなくなったら私は不要、今後旦那様(サーシス)が他の人と正式な結婚をなさる場合に非常に微妙な立場になってしまうんですが…と「契約上の妻」「お飾りの妻」はどうしたら良いのか?と……
カレンデュラとは別れるとは言ったが、ヴィオラとの結婚を解消するとは言ってない!ヴィオラがいいと思ったから(カレンデュラと)別れようと……!!と手を握り熱弁するが
ヴィオラ「気の迷いか何かですよね…?」(正気ですか……?ーー;lll)←引いてる
さらに追い打ちをかけるように
ヴィオラ
「旦那様のことをそんなふうに見たことも思ったこともないですから」
「困るんですよ」
つい本音を言ってしまうヴィオラ(笑
会えば会うほどヴィオラに惹かれた!というサーシスにさらにトドメ!!
ヴィオラ「それじゃまるで二股じゃないですか。旦那様は彼女さんを大事にしてらっしゃると思ったのに…とても残念です」
ヴィオラは本当のことを言ってしまってスッキリ!落ち込むサーシス、その様子を一部始終みていたカレンデュラは大笑い。
まっすぐに自分の意志でぶつかってきてくれたからこそ気に入っていたのにこのヘタレっぷり。「こっちから願い下げよ」とカレンデュラ(笑
カレンデュラ「奥様、こんな女々しい男、熨斗をつけて差し上げますわ!」
ヴィオラ「いえいえいえ!!」
サーシス(ガーン!!)
カレンデュラは「こんな綺麗で面白い奥様、あなたにはもったいないわね」といいながら去っていった。
固まったままのサーシスにヴィオラが声をかけると…
「貴女まで出ていくなんて言いませんよねっ!?」と抱擁!
清々しいほどのヘタレ発言に使用人たちも唖然(笑
「もう一度話し合いをしましょう!ちゃんとした夫婦になるために!」とヴィオラをお姫様抱っこするサーシス!!
抱き上げた理由は「ヴィオラが逃げてしまわないように」(キリッ)。
婚姻は解消しない、当初の約束通りなんでも自由で結構、ただし
「僕以外に恋人は一切禁止です」
「これから覚悟してくださいね」(にこっ)
まさかの契約変更です!!
第12話・契約変更
旦那様に提案された契約更改案
- 『お飾り妻』事項撤廃
- 旦那様と同居生活をする
- 旦那様以外との恋愛禁止
もはや新規契約では…(汗)とツッコミをいれたくなっているヴィオラ。
さらに「社交も必要な範囲でお付き合いお願いしますね」というサーシスに
ちっ…契約外(オブション)だったのに!!と心の中で舌打ちしつつも、実家の借金問題を結納金という形で解決していただいた恩があるので承諾。
逆に、ヴィオラからの条件はないのかと聞かれ、食事は食べる量のみ作ってもらうを提案!
他に条件はないのかを聞かれ、旦那様が本館に帰ってくるのがストレス?なんて絶対に言えない!!!と焦るヴィオラ(笑
「今日からどうぞよろしくお願いします。ヴィオラ」
とサーシスに言われ
(どうしてこうなった!?)と焦るヴィオラだった。
あくる日ーー
ついにカレンデュラが屋敷を去る日。
サーシス不在で、ヴィオラと使用人が見送る形に。
カレンデュラはドレスなどを売っぱらい元手はあるので踊り子生活に戻って南の方へ行こうかなという。
カレンデュラ「サーシスのことよろしくね」
ヴィオラ「えっ!?」(私ですか!?)
カレンデュラ「…貴女本当に彼をなんとも思ってないのねぇ」
きっとそのうちいいところを見つけられるわよとヴィオラにアドバイスをするカレンデュラ。
ヴィオラ「またこちらへ来られた際はぜひお立ち寄りくださいね」
カレンデュラ「…本当に面白い子ね!私貴女みたいな正直な人は好きよ!サーシスが気に入るのも無理ないわね!」
こんな出会いでなかったら仲良くなれたかもしれないと思うヴィオラだった。
使用人たちはホッとし、旦那様の荷物を別館から本館へと移す作業を早速開始!
ヴィオラは
(まあなんとかなるでしょう!朝と晩に顔を合わせるだけですし、部屋も別々ですし)と旦那様のいない時間はこれまでどおり自由にやらせていただきます!と前向き
だったのですが、早速夜会の招待状が!
アルゲンテア公爵家とは昔から懇意の仲で子息たちとは幼馴染。断れない夜会なので…という説明に、ヴィオラが了承すると、「よかった!」とぱあっとした表情になる旦那様。
一瞬で笑顔になった旦那様は
「早速ドレスを新調しましょう!」
この間作ってもらったばっかりだからリメイクで!というヴィオラをよそに、使用人とともにドレスのプレゼントに意欲をみせる旦那様。
ペアルックは嫌〜〜と思い、まだ違和感ありまくりなものの、これからはこれが日常になるのでしょうか……
夜会当日、社交はお仕事〜と交流しているヴィオラのもとに以前のお城の夜会で仲良くなったアイリスはじめ4人組のご令嬢たちも登場!
4人組が公爵様(サーシス)も夜会に顔を出さなくなってみんな残念がっているという話を聞いて、なぜそんなに詳しいのかを聞いてみると、4人組ご令嬢は大抵の夜会に参加しているからとのこと!結婚適齢期、いい出会いを探して夜会に参加しているのだという。
4人組ご令嬢にドレスを褒められ、もっとじっくりお話ししたいといわれるヴィオラ。アイリスから「公爵様がお忙しいのでしたらお茶会でも開きませんか?」と提案が。
ちょっと面倒…と思いながらもキラキラ期待の眼差しでみている4人組ご令嬢の期待に応えるべく「旦那様に聞いてきますね」と席を離れてお伺いにいく途中、
お人形みたいなキレイな方が(縦ロール金髪ご令嬢)登場!
「私よりちょ〜っと背が高いだけの着飾ってごまかしている普通の子じゃない!サーシス様はこんな子のどこがいいのかしら?」と宣戦布告!?
第13話・悪役令嬢イベント発生!
縦ロール髪型のキレイな子(いかにも悪役令嬢)から文句を言われたヴィオラ。
(こ、これは……)
今度こそロマンス小説的お約束イベントでしょうか!?
とわくわくが止まりません(笑
しかも下げられ発言もむしろ的確(自分でも普通と思ってる)なのでなんとも思わない余裕っぷり。
ヴィオラ「あの…貴女はどちらのご令嬢で?」
悪役令嬢(?)はアルゲンテア公爵家の長女バーベナ。
先ほどご挨拶したときにはいらっしゃらなかったですが…とヴィオラが確認すると、席を外していたのよ!とヒートアップ!下げ発言を連発し
バーベナ「ホント、サーシス様はなんでこんな子を選んだのかしら」
ヴィオラ「う〜ん…本当ですよね。旦那様に直接聞いていただけます?私にもさっぱり…」
バーベナ「!?」
さっきからバーベナが驚いている様子を把握しているヴィオラ(笑
あいにく私は泣き出すキャラではありません☆と楽しんでいると、サーシス登場!
サーシスにバーベナに何を言われたのかを聞かれたので、素直に「旦那様は私なんかのどこがいいのか知りたいそうですわ」としれっとお伝えすると……
サーシス「……そんなこと……いくらでも話してあげますよ!!!」ぱあぁぁっ!(笑顔)
ヴィオラ・バーベナ「「……え?」」
ヴィオラの素晴らしさをとうとうと語るサーシス!!
その内容にそれぞれが唖然とするバーベナ&ヴィオラ!!
「がんばりすぎて倒れてしまったり…男として放おっておけない魅力もあるのです!」と食べ過ぎで倒れたことすら美談で言い始め、周囲もそののろけっぷりにざわざわしはじめたころ、ほかのご子息が魂の抜けたバーベナを回収して事なきを得ました……!!
それから、約束のお茶会でーー
先日の夜会でサーシスの溺愛っぷりが話題に(笑
4人組ご令嬢の話では、バーベナは家同士の付き合いがあったので、サーシスの最有力奥様候補でぞっこんだったのにも関わらず、サーシスはカレンデュラにゾッコン、かと思えばいきなり奥様になったヴィオラが気に入らなかったようだという。
いくら鬼畜な旦那様でも自分を本気で好きな方に契約結婚は言えなかったのか…と察するヴィオラ。
そして4人組ご令嬢からヴィオラとのお茶会をみんな羨ましがっていることが判明。
「誰ですかそれ!!??」といいたくなるほどスゴイ奥様なってたんですか!?完全に誤解!!と混乱。何をしても褒められまくる状態に「もう社交界に顔をだせません〜〜〜〜〜!!」となるヴィオラだった。
それから別の日ーー
2週間ぶりにお屋敷に戻ってきたサーシス。働き詰めで大変、早くヴィオラに会いたかったというサーシスとは打って変わって、旦那様不在の使用人ライフを満喫してました☆とは言えないヴィオラ。抱擁しまくるサーシスをはがし、
「僕的には晩餐よりヴィオラを…」というサーシスに焦り晩餐を用意するため使用人に伝えに走る。料理人のカルタムと会話が盛り上がっている様子を不満そうに見るサーシスだった。
翌朝ーー
旦那様がいるために土いじりできないヴィオラ。
しかたがないので使用人たちとお茶会の用意をしていると、庭師ベリスがやってきて、部屋用に頼まれたブーケをヴィオラが受け取った。
その様子を見ていたサーシスが登場。
「その花束はなんだ!?こんなところで2人きりで…」
べリスと2人きりではなく、使用人もいて、花束も私室用に頼んだものとヴィオラが説明すると、サーシスが2人が寄り添っているのが見えて慌てて駆けつけたのだという。
誤解をさらに解くために、ベリスはミモザと夫婦であることを説明すると、サーシスは知らなかったという…!!
カルタムもダリアとラブラブ夫婦なので心配なし!と説明して、旦那様がお屋敷のことにうとすぎる事が判明…。
「お忙しいとは存じますが少しは家のことに目を向けてください。私も一緒にがんばらせていただきますから」というヴィオラの話に「ヴィオラがそう言うなら」と了承。
お庭でサーシスとヴィオラは軽食とお茶をとることに。
会話をしているとついついうっかりと使用人ライフを暴露しかねない発言をしてしまいかねないヴィオラ(その様子をドキドキしながら見守るミモザ笑)。
笑ってごまかすさなか、サーシスは3日間休暇を取ったので、ヴィオラにデートの予定を申し込む。
第14話・3日間の休日デートとプレゼント
サーシスがヴィオラとデートする。
その内容はーー
オートクチュールのマダムのお店(ドレスの新調)
いきなり散財なんて聞いてない!全力阻止でシャツを旦那様に買わせて終了!(でも結局散財させてしまった!!でも旦那様のお金を旦那様のために使ったからよしとしましょう…!)
この時点で疲れているヴィオラ。次は高級レストラン!!
朝ダリアに「いざというときにお飲みください」と持たされた薬(胃腸薬)の意味が分かりどうにか美食を乗り切るヴィオラ。
高級ジュエリー店では勧められるピンクダイヤモンド15カラットを全力で避けて旦那様にカフスボタンをすすめーー
会員制のカフェではセレブな会話のなかカチンコチンになりながらコーヒーをたしなみーー
デートというより、旦那様のセレブ趣味に付き合わされた感じがするヴィオラはお屋敷と使用人たちとその他諸々が恋しくなって「やさぐれヴィー」に……。
今日は楽しかったというサーシスとは全く違う表情のヴィオラ。
もしかしてヴィオラはドレスや宝石や美味しいものに興味がないのかを聞かれ、正直に「あまり興味ないですね」と疲れすぎて作り笑いもできずに応えてしまう。
サーシス「そうですか……こっ今度は研究しておきますから!」またデートしましょうと決意を宣言!
お屋敷に帰ったヴィオラはダリアにデートの愚痴を(笑
「高級品をプレゼントするだけが人を喜ばせる方法じゃないって…ご存知ないのかもしれませんね」
「今までそういう人としか周りにいなかったのだとすれば、旦那様ってばちょっと可哀想かもです」
生意気なことを言っちゃったと反省するヴィオラにダリアは「旦那様をご理解いただけてうれしく思いますわ!」と返す。
翌朝ーー
ぐっすり寝込んでいるヴィオラをもう少し寝かせようと部屋を出たダリアにサーシスが声をかけた。
そして、ミモザ、ロータスと順に呼び出し、何かを聞き出すサーシス。
遅く起きたヴィオラは旦那様の様子を訊くと、どうやら旦那様が別棟でやることが出来た様子ーーゆっくりできそうとヴィオラはマイペースに生活し、次の日もまたその次の日も、連日何かに熱心そうな旦那様ーー
そしてある日!
別棟の改装が完了したのでヴィオラに見てほしいとサーシスが呼びに来る。
別棟を見回るサーシスとヴィオラ。
ヴィオラ「思ったより素朴な感じで落ち着きますねぇ。壁紙とか私好みです」という会話に良かった!とサーシス。
実はヴィオラが喜ぶことを知りたくて、ダリアたちにヴィオラの好みを聞いて改築したのだという。(先日のデートは失敗だったようなので)
さらにヴィオラ好みの本もたくさん!!!(ただし恋愛小説は全く無い☆)
サーシスの「ほめてほめて!のわんこ状態」の幻覚が見えつつ、ヴィオラは本を手にして2人で本館に戻ることに。
内装全とっかえの改装が一体いくらかかったのかを気になりながらも屋敷に向かって歩くヴィオラとサーシス。
そういえば、別棟を出てからずっと手を引かれたままだと気づいたヴィオラ。
別に逃げたりしませんのにね、と手を握り返す。
するとにっこり笑うサーシスの顔が。
お屋敷に戻ると使用人たちが温かく2人を出迎えるのでありました。
(お屋敷に戻ってキラキラと誇らしげなサーシス、「そろそろ離してくださいっ!」と赤面のヴィオラ)