【君の膵臓をたべたい】なぜ通り魔が結末?伏線と犯人についても

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原作小説・アニメ版・実写映画ともに話題の「君の膵臓をたべたい」。結末・ラストのオチに衝撃を受けた人も多かったのではないでしょうか?

以下、ネタバレになりますので、実際に読んだ・鑑賞済みの方向けの記事になります。

なぜ「君の膵臓をたべたい」のラスト・結末は通り魔だったのか?作品内での伏線と犯人についてまとめました。

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【君の膵臓をたべたい】なぜ通り魔が結末?

「人はいつ死ぬか分からない」命のテーマを鮮明にした結末

「甘えていた。この期に及んで僕はまだ甘えていたんだ。残り少ない彼女の命だけは世界が甘やかしてくれると信じきっていた。残り時間の少ない彼女には明日があるものだと、彼女の命は残り少ないのだからそこまでは必ず生きられると当然のように思っていた。世界は差別をしないんだ」

引用:君の膵臓をたべたい(マンガ版)

ヒロイン・桜良が死んだことを知った「僕」のセリフです。

病気とともに命に向き合うことがテーマの本作品なので

運命とは?

寿命とは?

生きること・人生とは何か?

を、高校生の青春を通して描かれてきました。

 

作品的にも「桜良の寿命と運命」が提示されていたものの、それすらを断ち切るような結末はまさに「人はいつ死ぬか分からない」から人生をどう全うするのか?どう生きていくのか?を突きつけるストーリーだったのでは?と思います。

「今生きること」の大切さを伝える桜良の遺書

「もしかしたら私に何かを伝えたいと思ってた人もいるかもしれない。もしそうだったら私以外の人には、伝えたい事を全て伝えるようにしてください。じゃないと私みたいにいつの間にか死んじゃうかもしれないよ」

「寿命・命の期限が分かっていたとしても、そのすべてを全うできるかどうかすらも分からない」というメッセージ性が強い結末だからこそ

「今をどう生きるのか?」

「今を生きる大切さ」

も同時に強いメッセージ性を持ってきます。

気づく。全ての人間が、いつか死ぬようになんて見えないってことに。僕も、犯人に殺された人も、彼女も、昨日生きていた。死ぬ素振りなんて見せずに生きていた。そうか、それが、誰の今日の価値も同じということなのかもしれない。

桜良の遺書「じゃないと私みたいにいつの間にか死んじゃうかもしれないよ」が心にずんと響きます。

【君の膵臓をたべたい】通り魔に殺される伏線

桜良のメール「死ぬまで仲良くしてね」

桜良が「僕」に対して

「死ぬまで仲良くしてね」

とメールした翌日。

「通り魔事件」が隣の県で発生した、という部分が伏線となっています。

 

【君の膵臓をたべたい】殺人犯・犯人は誰?

通り魔はヒロイン・主人公に全く関係のない人物

先述の伏線がある通り、隣県の通り魔事件の犯人によって、桜良が殺されてしまいます。

桜良とも「僕」とも全く関係がなく、突如現れた通り魔と、運悪く居合わせてしまった桜良が犠牲者となってしまいました。

 

ヒロインの元カレ説には無理がある?

「君の膵臓をたべたい」作品内で、僕と桜良が、桜良の元カレ・隆弘(たかひろ)と揉める場面があります。

そのため、元カレが逆恨みして桜良を殺害した=通り魔犯人説も考えられますが、この説には無理があります。

 

メール翌日の「隣県の通り魔事件」の描写が全く意味をなさなくなるからです。

 

命がテーマの作品だけに、他人の命を脅かしたりないがしろにする「通り魔事件」のことを伏線以外で描く理由があやふやになるからです。

 

 

【君の膵臓をたべたい】なぜ通り魔が結末?ネットの声

もっと良い終わり方があったのでは…

 

通り魔がひどすぎる

結末としてひどすぎる

 

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