ミステリー作家の内田康夫さんが2018年3月13日に亡くなったという訃報が飛び込んできました。未完で遺作となってしまった「孤道」のあらすじについて調べてみました。
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内田康夫さんについて
どうも、三神かな子です。悲しいお知らせが飛び込んできました。
<訃報>内田康夫さん83歳=作家、浅見光彦シリーズ
名探偵・浅見光彦シリーズで知られる人気作家、内田康夫(うちだ・やすお)さんが13日、敗血症のため東京都内で死去した。83歳。葬儀は近親者で営んだ。お別れの会は行わず、3月23日~4月23日、長野県軽井沢町の浅見光彦記念館に献花台が設けられる。喪主は妻で作家の早坂真紀(はやさか・まき、本名・内田由美=うちだ・ゆみ)さん。
引用:ヤフーニュース
人はいつか別れの時が来るとはいえ……。
私のミステリー好きは、火曜サスペンスはじめ2時間ドラマの影響。その中の一つに浅見光彦シリーズももちろん名を連ねていました。
「軽井沢のセンセ」が浅見光彦から事件を伝聞して本にして届けてくれたこと、ミステリーの魅力ある世界に誘ってくれた先生には、感謝というかありがとうとしか言葉が出てきません……。
ご冥福をお祈りします。
浅見光彦最後の事件と最終作は?
実は原作の浅見光彦シリーズは一旦終了を迎えています。
2014年の「遺譜」は、「永遠の33歳」である浅見が34歳になった設定で最後の事件に挑んだ。続いて毎日新聞で連載していた「孤道」は、33歳に戻った浅見シリーズの再開作だった。病のため中断したが、藤原鎌足の出自の謎に迫る壮大な歴史ミステリーになるはずだった。内田さんの発案により完結編を募集中で、「新しい才能を世に送り出す手伝いをしたい」と応募作に期待を寄せていた。小説を休筆後は、夫人とともに「夫婦短歌」を発表していた。
引用:毎日新聞
1982年に筆者3作目となる「後鳥羽伝説殺人事件」で浅見光彦が初登場。
以来、永遠の33歳で物語が展開していたのだけれども、「遺譜」が浅見光彦としての最後の事件になりました。
その後、毎日新聞で浅見シリーズの再開作「孤道」が連載開始。しかし脳梗塞で倒れて連載は休止となりました。
なので、
- 浅見光彦シリーズ最後の事件としては「遺譜」
- 浅見光彦シリーズ最終作かつ遺作となってしまったのが未完の「孤道」
となります。
……ちょっとややこしいけれども。
遺作で未完の「孤道」は異例づくし!?
内田氏の休筆を惜しむ声もあったのですが、さらにファンを驚かせたのが未完の「孤道」を出版したこと。
これだけでも驚きを隠せませんが、さらに内田康夫センセイ、この未完の続きを公募されていました!
毎日新聞出版、毎日新聞社、講談社、内田康夫財団が<『孤道』完結プロジェクト>を設立、完結編を一般募集しています。
僕が休筆すると聞いて、浅見光彦は「これで軽井沢のセンセに、あることないことを書かれなくてすむ」と思うことでしょう。でも、どなたかが僕の代わりに、浅見を事件の終息へと導いてください。
内田先生自らの意志ーー「孤道」が未完のままでは惜しいという気持ちもあり、完結編となる長編小説の公募を提案。
さらに先生自身が、自費出版した「死者の木霊」で1980年にデビューしたこともあり、「世に眠っている才能の後押しができれば」という思いもあってのこと。
実はその一般公募の締切が2018年4月末日。
もうまもなくで締め切ります。
興味ある方、我こそと思う方はぜひ応募してほしいです。
外部リンク:『孤道』完結プロジェクト公式サイト
遺作『孤道』のあらすじ
「熊野古道殺人事件」につづき熊野古道はじめ和歌山・大阪が再度舞台になっています。
和歌山・熊野古道の石像「牛馬童子」の首が切られて頭部が持ち去られ、地元の不動産会社社長が殺害された事件で、ルポライターの浅見が捜査に協力するストーリー。
謎が提示され、これから解決編が???という段階で終わっています。
実は、この牛馬童子像の頭部盗難事件、実際にあった事件だそうで頭部は2年後に発見されたのだとか!
田辺市・牛馬童子像の頭部盗難事件
大阪市・八軒家船着場で全国鈴木家総本山末裔、鈴木義弘の死体発見
真の継体天皇陵、宮内庁による土地召し上げなど、高槻市・阿武山古墳、今城塚古墳がかかわる考古学ロマンと影…
義弘の父義麿が綴ったノートを光彦が熟読して昭和初期の謎を解き明かすなど……
内田氏が得意とする、現実や史実を元にした旅情ミステリーでも大掛かりな方なのではと思います。
正直、ここまで大風呂敷を広げた後の「休筆」宣言、そしてプロアマ問わず「続編・完結編」の募集ーー。
とてつもない大きくて重たい宿題なのでは!?と思います。
まとめ:「孤道」完結編
内田康夫氏の最後の作品ともいえる「孤道」完結編、4月で募集を締め切り、審査等の期間に入るのだと思いますが……最後にふさわしい作品が出てこず「該当作品なし」ということになってもおかしくないかもしれません。
それほど、最後に残された作品のスケールが大きすぎます!
興味のある方は、ぜひ「孤道」を読んでみてはいかがでしょうか?
それでは!
「孤道」を読んでみたい方はこちらから購入できます!
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