どうも!やる気短期集中!三上かなこです。
やってしまいました……資格の勉強しようと思ってたのに……ご飯食べ終わった後にやるぞー!って息巻いたのに、眠くて「ちょっとだけ仮眠」と思ってたら朝を迎えてました:(TOT);……心バッキリ折れてます。こ、こんな私にやる気を……。
今回はTwitter話題。遅刻したら「罰金取ります」→なぜか遅刻数が2倍に増えてしまう現象が起きるという結果に!実験・立証した『ヤル気の科学』ってどんな本なのか?今でも購入は可能なのかを調査しました!
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Twitterで話題「遅刻で罰金はさらに遅刻数倍増!」
急上昇したツイートがこちら。
遅刻したら「罰金300円です」→なぜか遅刻数が2倍に増えてしまう
遅刻の件数(託児所のお迎え)
A. 遅れても罰ナシ:週8件
B. 遅れたら罰金300円:週16件〜罰金という「遅刻への対価」が、お金を払えば遅刻が許される「遅刻チケット」のように機能してしまった😰
ヤル気の科学 より pic.twitter.com/xZfcD1vGvx
— アプリマーケティング研究所 (@appmarkelabo) 2018年2月27日
マジですか!罰金取られるなら何が何でも遅刻したくない!ってなりそうなものですが。
Twitter上での反応は
- 「300円払うくらいなら、走って急いで5分遅刻より、普通に行って15分遅刻でいいや」ってなる
- 300円は安い!
- じゃあ1000円なら?1万円なら?
- 職場で規則違反で罰金1000円にしたけど、効果があったのは最初だけであまり意味がなかった
意外と設定の甘さをを私的する声が多かったです。
私にはこの結果、「生半可な罰金では効果なし!」と思ったのですが、どうでしょうか?
罰金が「遅刻」の意味を変えてしまった!!
ツイートでは「遅刻チケット」になったから、と説明されていました。
「遅刻」=罪の意識でのみ構成=道徳
「遅刻」+「罰金」=罪の意識+お金=お金払えば許されるんだ!=商売的、売買的な考え方へ変化!
極端にいえば、罰金の存在で、遅刻の意味が「道徳的から経済的へ変わってしまった」!
根本的なルールが変わっちゃった感じです。
書籍「ヤル気の科学」について
書籍「ヤル気の科学」なのですが、副題がついていました。
副題が「行動経済学が教える成功の秘訣」。
- 筆者: エアーズ,イアン(経済学者、弁護士)
- 単行本: 325ページ
- 出版社: 文藝春秋 (2012/10/1)
出版が2012年なのでビジネス書としてみればちょっと古めの本。
単純にタイトルだけをみて「日々ヤル気が出ないなあ……」を解決してくれる本かなあと思ったのですが行動経済学の観点からヤル気や行動を引き出す話が掲載されいる本です。
経済的な実験や実証から、ヤル気を出す仕組みを解明していく本
今回Twitterで話題になった「遅刻が倍増」のような実験から得られた結果を通して、人がヤル気を出す仕組みを解明する本のようです。
この本では様々な事例や実験を元に、次のような説や実例を紹介しています。
・「○○をしないデメリット」というメッセージより「○○をするメリット」という方が人を動かす
・「ご近所全体、またその中でも最も節電しているご近所と較べると、今お宅はこれくらいの電力消費量です」と電気料金明細に書いたら町全体の電力消費量が驚異的に落ちた
・「現時点までこのくらい募金されました」より「あと幾らで募金目標達成です」というメッセージの方が募金は増える?
・「1年後にリンゴ1個もらえると、1年1日後にリンゴ2個もらえる」を選ばせると、たいていは後者を選ぶのに「今日リンゴ1個か、明日リンゴ2個か」を選ばせると、たいていの人は前者を選ぶ
・ある銀行で預金の引き出しを制限した特別口座を設けた。金利は普通の口座と同じなのに人気を得た上に、通常の口座利用者よりも平均貯蓄が約1.5倍〜2倍ほど高かった
上記の事柄を私なりに、「資格の勉強」という観点で解釈すると、
- 「資格を取るメリット」をたくさん並べたほうがヤル気がでる
- 会社の人や友人知人はこんなに勉強している!と比べると、頑張れる!!
- 目の前の短期的誘惑(マンガ読みたい、寝たい、サボりたい、楽したい)より、「資格取得」した方が絶対に楽、資格手当会社から出る!!良い!という方に目を向けて勉強しよう!
- 時間がある時、できる時に勉強するじゃなくて、勉強のノルマや期日、しばり制限をつけて取り組むべし!
というふうな感じになります。
要は、世の中の大きな動きや法則は既に実証済みなんだから、その法則を一個人に落とし込んで行動すれば成功するよ!っていう本です(超個人的解釈)。
本のクチコミは賛否両論
この本のレビューを色々みてみたのですが、意見はあれこれ分かれます。
一番のネックは、もともとは外国の本だったので、外国ならではの文章や名言が日本人にはしっくりこない&難解に思えること。これはビジネス書だけでなく外国文学全般にいえることなので、読書慣れが必要なところかなあと思います。
ただ、行動経済学というだけあって、あらゆる事例や実験は面白い!という声も多かったです。
上記で紹介した以外の事例もたくさんありますので、雑学とか小ネタ好きな人、ビジネス的な例え話(事例)のネタにはものすごく良いです。社内プレゼンなどで「例えばこういう実証・結果がありますーーなので」のような説得力の増す口上なんかに使えるかあと思いました。
「ヤル気の科学」はネットで購入可能!!
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思いの外、ガッチガチのビジネス書!というデザインです。仕事デキる雰囲気ありげな表紙です!と私は勝手に思うのでした。
まとめ:実験、事例は知れば知るほど糧になる
この本の実験や事例をあれこれ知ると、自分のヤル気をどうコントロールしたらいいかも学べますが、世の中の仕組みや経営者目線などーー商品を多く売るにはこうしたらいいんだ、キャッチコピーの言い回しだけで売上が左右されるんだ!ーーが分かってきて面白いなあと思いました。
まず、私は資格勉強のために、時間確保の縛りと「一日◯◯ページ!」の計画を立てました!今晩はガッツリ勉強するぞー!!
それでは!