死別はバツイチなのか?離婚の表現や意味・定義についても

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「バツイチ」という言葉が定着して久しいですが、配偶者と死別した場合には「バツイチ」というのかどうかについてまとめました。

 

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配偶者との死別は「バツイチ」なのか?

「バツイチ」という単語の意味・定義

「バツイチ」という言葉は「離婚1回」という意味です。

なので、定義としては「離婚であること」。

言葉の由来として

戸籍謄本に配偶者を書き込む欄があるのですが、離婚し除籍となった配偶者を×(バツ)と書いて消していたことから。

ただし、現在ではコンピュータ管理がされているため、戸籍謄本のデータとして配偶者をバツで消すのではなく「離婚」「除籍」と身分事項欄に記入されています。

離婚と死別は別なので「バツイチ」とはいえない

単語や由来・意義などを考慮した個人的見解もありますが…

由来は「戸籍謄本にバツがつくから」ですが、単語そのものは「バツイチ」=「離婚」。

離婚と死別は基本的に別なため、バツイチとは言えないのでは?という考えはあります。

 

バツイチでなくても戸籍にバツはつく

前述では「バツイチ」という言葉そのものが「離婚1回」という意味なので、死別はバツイチとは言わない…

という視点でしたが

死別でも「バツイチ」といえのでは?と悩んでしまう理由・考え方も述べておきます。

結婚した時点で結婚前の戸籍にバツ印がつく

結婚した時点で、どちらの姓を名乗る等関係なしに、両者の結婚前の戸籍にはバツ印がつきます。

これは「親の戸籍から離脱しました」という意味でのバツ印です。

ですので、そういった「戸籍のバツ印」という意味では離婚・死別関係なくバツ印はつくものです。

死別により前の戸籍に戻る(復氏届)等の作業があったりするのと、離婚・死別両方ともイメージ的に「一回バツ印がついた戸籍のところに、また名前が書かれる…」というアナログ時の名残?のような考え方も相まって

「戸籍にバツがつくってことで、死別もバツ1つ付いていて別れたことには変わりないから『バツイチ』じゃない?」という考え方もあります。

 

未亡人・死別をいいづらいので「バツイチ」でごまかす

親しくもない人に、配偶者を失った事実や悲しみを伝えるのが苦痛な時に「バツイチ」と使う場合もあります。

 

離婚・死別の表現や別の言い方はある?

「バツイチ」以外にも表現の方法はないのかをまとめてみました。

また死別を指す「未亡人」以外の表現方法についても考えてみました。

出戻り

離婚・死別どちらにも言えるのが「出戻り」です。

言葉の通り「出て戻ってきた」。

昔から使われている言葉でもあります。

元既婚者

なかなか遠回しな言い方・表現方法ですが、遠回しに「結婚経験ありです」と伝えることはできています。

マルイチ(離婚)

最近「バツイチ」というネガティブなイメージを払拭したいということでいわれはじめたのが

「マルイチ」

という言葉です。

人生の区切りを句点(マル)に表した表現になっています。

 

まとめ:死別をどう表現したらいいのか…

個人的に、とてもデリケートな部分でもありますが、ネットでの相談などをみていると自分の身の上をどう説明したら良いのかに戸惑ったり困ったりしてしまう方も多いように感じたので参考になればとまとめてみました。

 

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