結婚式での定番ソング、中島みゆき「糸」の歌詞の意味や解釈、世界観についてまとめてみました。
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名曲「糸」について
中島みゆきの「糸」はシングルCDのカップリング曲でした。
今現在はウェディング曲の1つとして有名になり、多くのアーティストがカバーするなどしています。
中島みゆきの歌「糸」の歌詞の意味と解釈は?
なぜめぐり逢うのかを私達はいつも知らない…
1番の冒頭から「なぜ」「私たちは」「知らない」を重ねています。
私たちの出会いや人とのつながるの運命や偶然性を表現されています。
また重ねて表現している部分にも、サビにつながる「糸で布を織りなす」表現にも重なっていきます。
縦の糸はあなた、横の糸は私
縦の糸が「あなた」であること。
横の糸が「わたし」であることに、大きな意味があります。
織物をする際、縦の糸というのは固定されてゆるぎないモノ、
その縦の糸を右往左往して布となるようにけなげに敷き詰めていくのは横の糸です。
- あなた(男性)の力強さに、私(女性)が寄り添っていきます。
- あなたは変わらずにいてください、私を支えてください。私はあなたに合わせてサポートすることで支えます。
という意味にもとらえられます。
暖めうるかもしれない
「かもしれない」は1番だけでなく2番でも「傷をかばうかもしれない」と不確定な表現がされています。
はじめの歌詞、偶然性・運命のとおり「私たち」は「何も知らない」ので断定などはできないのです。
それでも、暖めうるかもしれない、傷をかばうかもしれない、と2人の関係が他の誰かに対しての優しさにつながる可能性を示しているのは、2人の出会いには何か意味があるかもしれない可能性を含ませているからと考えられます。
迷った日の跡のささくれ
ささくれとは、
- 物の先端や表面
- つめの周辺の皮などが細かく裂けたり、めくれたりすること
といった意味があります。
人生で傷ついたりつまづいたり転んだりしたいわば傷跡だったり心の棘のようなものを「ささくれ」で表現されています。