『レディ・プレイヤー1』は、2018年に公開され大きな話題を呼びました。
舞台は2045年、誰もが自由に自分の理想を追求できるバーチャル空間「オアシス」が設定されています。このオアシスを作り上げた天才的な創設者が遺した、3つの難題と巨額の遺産を巡る、世界規模の激しい競争が展開されます。
物語には、多数のSF作品からのキャラクターや要素が登場し、中でも「ガンダム」は日本で人気の高い作品として取り上げられます。
この記事では、ハリウッド映画への参戦を果たした「ガンダム」に対する海外の反応や、意外と知られていない海外での人気の乏しさについて掘り下げていきます。
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レディプレイヤー1ガンダム出演のシーン
ガンダムの出演場面
『レディ・プレイヤー1』での戦い 『レディ・プレイヤー1』では、圧巻のシーンとしてメカゴジラが登場し、その強敵としてファースト・ガンダムが戦いを挑む。
この対決は、特に日本の視聴者にとって熱い展開となった。興味深いことに、この戦闘シーンではゴジラのテーマ曲がBGMとして流れ、映画の雰囲気を盛り上げている。ガンダムがスーパーマンのように飛び、ブースターを駆使して戦う姿は、この映画ならではの見どころである。
ダイドウのセリフに日本ファンは泣いた
また、ガンダムを操るキャラクター「ダイトウ」を演じる日系俳優森崎ウィンの「オレはガンダムで行く!」というセリフは、ガンダムファンにとって特別な瞬間だった。ガンダムに変身する際に「ガンダム」のロゴが表示されるなど、ファンにとっては心躍る演出が随所に施されている。
このシーンに対する日本のファンからは「最高」「胸熱」といった熱狂的な反応が寄せられている。では、海外の視聴者はこのガンダムとメカゴジラの戦いにどのような反応を示したのだろうか。
レディプレイヤー1ガンダム海外の反応は?
実は海外の反応はいまいち?日本と違う
SNSを通じて『レディ・プレイヤー1』に登場するガンダムに対する海外の反応を調査しました。
『レディ・プレイヤー1』が示したことの一つは、実写化されたガンダムがデザインを尊重した場合の成功の可能性です。これは、新しいトランスフォーマー映画のデザインがどれほど劣化したかを明確に対比しています。
映画を楽しんだ多くの人々は、アムロ・レイのガンダムがスクリーンに現れた瞬間、劇場が歓声で包まれたことに驚きました。多くの観客がガンダムを認識していたことが印象的でした。
ガンダムが登場したシーンが『レディ・プレイヤー1』のハイライトだったと語る声も多く、実写版ガンダム映画への期待を示す声が上がっています。
映画の最後にガンダムが登場し、日本人キャラクターが「俺はガンダムで行く」と宣言し、メカゴジラとの戦いに挑むシーンは、多くの人に感動を与えました。
調査結果、ガンダムのシーンに対する海外の評価は非常に高く、多くの人がその瞬間を絶賛していました。しかし、日本のファンの反応と比較すると、ガンダムに関するコメントの数は少なめで、海外ではガンダムへの関心が日本ほど高くない印象を受けました。
この反応の差は、ガンダムに対する認識の違いに起因するかもしれません。次に、日本と海外でのガンダムの認識の違いについて詳しく見ていきましょう。
ロボット観の文化的違い
日本と欧米の対比 日本では、アニメ「鉄腕アトム」のようにロボットを友達のように捉える文化があり、産業用ロボットに愛称を付けるなど、ロボットに対する親しみやすさが特徴です。このため、日本ではロボットを「みんなの友だち」と捉える傾向があります。
一方で、欧米ではロボットに対する認識が異なり、「フランケンシュタイン」のように、人間に危害を与える存在としてのイメージが強いです。これは、1931年にヒットした「フランケンシュタイン」映画の影響も大きく、「人造人間=人間に危害を及ぼす悪魔」という視点が根強いです。例えば、『ターミネーター』におけるアーノルド・シュワルツェネッガーが演じる殺人マシンのロボットは、まさに知能を持つ「フランケンシュタイン」のイメージに合致します。
この文化的背景から、欧米ではガンダムのようなロボットキャラクターの人気が日本ほどではない可能性があります。しかし、「トランスフォーマー」のように海外で支持されるロボットアニメも存在するため、ガンダムが今後海外でブレイクする可能性も否定できません。