おでんといえば、なぜか「串刺し」を連想してしまう人も多いかと思いますが、なぜおでん=串刺しなのでしょう?そのイメージを根強く植え付けているであろう『おそ松くん』のチビ太のおでんについてまとめてみました。
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おでんが串刺しになっているのはなぜ?
おでんのイラストは串刺しが意外と多い!
「おでん」を描こうとすると…正直、茶色とか地味な色合いが多いですよね!
おでんを串刺しにすると、見た目のインパクトからおでんと分かりやすいので、串刺しのおでんのイメージが広まったのかもしれません。
おそ松くんチビ太の影響?
国民的アニメ・漫画といっても過言ではない『おそ松くん』。
その中の主要キャラクター・チビ太は常に串刺しのおでんを持って登場していました。
チビ太のおでんのインパクトが強くて、実際に食べる時には串刺しではないのに、おでん=串刺しのイメージにしてしまっているのかもしれません。
おそ松くんチビ太と串刺しのおでんの関係は?
「無類のおでん好きな子ども」という設定
ヘイに落書き カキクケコ~♪
おでんに串を サシスセソ~♪引用:チビ太の歌
チビ太は「無類のおでん好き」という設定になっています。
常におでんを持っているといっても過言ではないほど。
小さくて元気で活発なおでん好きの少年、それがチビ太です!
作者・赤塚不二夫の子ども時代の影響
『おそ松くん』の作者でもある赤塚不二夫先生。
赤塚先生が小さかったころは、おやつにおでんが出されていたことがあったそうです。
おでんの屋台で子どもが買っていたくらい、メジャーだったのだとか!
子どもが屋台でおでんを買う=移動したり食べるのに串刺しがとても便利だったことでしょう。
チビ太にはモデルがいる!
さらにチビ太にはモデルとなった人物がいます。
赤塚先生の少年時代、「ジョンジョン」というあだ名の年下の少年がいたそうで、彼こそがチビ太のモデルとなった人物です。
どんなにいじめてもへこたれない少年で、赤塚先生や仲間たちは仲良く優しく接しつつも、つい少年にいろんないたずらをしていたそうです。
チビ太は赤塚先生の大のお気に入りキャラとしても有名なので、もしかしたらジョンジョン少年に対する反省や親しみでモデルにしたのかもしれませんね…
串刺しのおでん具は何?
こんにゃく・大根・なると
『おそ松くん』のチビ太が持っている串刺しのおでんは、上から
- こんにゃく(三角)
- 大根(丸)
- なると巻(棒・四角)
です!
これは赤塚先生の住んでいた地域に関係がありそうですね!
こんにゃく・大根・ちくわぶ
一番下、四角・棒状の部分を「ちくわぶ」や「ちくわ」と思っている人も多いかと思います。
実際におでんのイラストの数多くは「ちくわ」「ちくわぶ」ですが、おそ松くんのチビ太の場合は「なると」なんです。
その証拠としてはチビ太が持っているおでんには、なると特有の「うずまき」が描かれているから。
先述のとおり、ちくわぶを食べる地域・そうでない地域がわかれているので勘違いされやすい要因でもありますね!