漫画「聖夜に降る奇跡」の結末とネタバレについてまとめました。重要な内容も書いているので心して読んでくださいね!
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漫画「聖夜に降る奇跡」について
あらすじ
看護師のラーラは、ある風変わりな患者の“予言”を笑い飛ばした。自称占い師のその老女は、ラーラがクリスマスにプロポーズされると言うのだ。しかも相手は、とびきりハンサムでものすごくセクシーな人らしい。まともに男性とつきあったこともない私に!? まさか! 雑念を振り払いつつ救命室に赴いた彼女をドクターが待ち構えていた。とびきり有能でハンサムでセクシーなクリスチャン。彼なら条件に合致するかも…? いや、彼は雲の上の人。絶対にあり得ないわ!
「聖夜に降る奇跡」登場人物
ラーラ・キング | 看護師。優秀かつ腕前も良い。近々退職して兄のもとへ行く予定。 |
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クリスチャン・ブレイク | ラーラの勤める病院の救急救命医。イケメン。 |
クロエ | クリスチャンの上の娘。ものすごく物分りの良い聡明な子。 |
アギー | クリスチャンの下の娘。おしゃべりで天真爛漫。 |
ジェイン | ラーラと同じ病院に勤める看護師。友達。 |
「聖夜に降る奇跡」結末ネタバレまとめ
ラーラ・キング | 純粋に子供思いでクリスチャンも好きなので3人からのプロポーズを受け入れる。 |
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クリスチャン・ブレイク | ラーラを好きな気持ちと子どもたちの幸せが一致していることに気づきラーラにプロポーズをする。 |
クロエ | 父クリスチャンとのわだかまりも解けて父・妹と一緒にラーラにプロポーズ。 |
アギー | クリスチャンのプロポーズの前にラーラにプロポーズしちゃう。 |
ジェイン | ラーラがクリスチャンを諦めるといった時期には優しくなぐさめてくれた最後まで良き友人。 |
「聖夜に降る奇跡」結末ネタバレ詳細
患者の占い師が予言したこと
ラーラは救急科の看護師。
毎年家族と幸せなクリスマスを過ごしてきたのに、25年目のクリスマスは両親はフランス旅行、兄は恋人と一緒にオーストラリア…恋人もいないラーラは一人で過ごす予定に。
そして担当だった患者が占い師で、さんざんいろんなことを言われたと同じ病院で勤めていて友人でもあるジェインと言葉をかわします。
- ラーラの運命の人はハンサムでセクシーでクリスマスの日にプロポーズしてくれる。子供は4人。
- 救命士のジャックの子供は男の子
- 受付のフランはクリスマスまでに妊娠する
しかもラーラもフランも恋人なしなのに?とジェインからツッコミが入る始末……。
ラーラは意外とモテて男性から声がかかるものの、お付き合いに発展したことはないようで「より好みしすぎ・理想に合う完璧な男はいないのよ」とジェインが忠告しますが、ラーラ的には「20分も一緒に入れないような相手とこれから20年以上も一緒にはいられない」と持論を展開します。
そして仕事に戻ると、2ヶ月前に病院にやってきた救急救命医クリスチャン・ブレイクの姿がーー。
イケメン・ハンサムで仕事も優秀、でも言い寄る女性にびくともしないアイアンハートの持ち主ーー完璧すぎるのと先日ようやく子供がいること(既婚者)と病院内で噂になった無口でクールな彼が、なぜかきょうに限ってラーラに話しかけてきました。
医者でもいいくらい看護師として超優秀ーーと褒め言葉をもらい、声をかけてもらったことが若干不思議と思いながらもラーラは当番時間が終わり病院を後にします。
1つ目の奇跡はブレイク家のシッター役に
ラーラは病院を出た後、サンタクロースのアシスタント役のバイトをしていました。
ひとりきりのクリスマスの寂しさを紛らわすため、子供好きな彼女ならではのアルバイト。
セクシーな妖精さんの格好をして、サンタクロースに願い事を伝える子どもたちを順番待ちさせながらクッキーを配る仕事をしていると、2人のかわいい女の子とともにやってきたクリスチャンが目の前に!
クリスチャンの2人の娘ークロエとアギーがサンタさんにお願いする場に立ち会ってしまい、アギーが「お父さんに新しいお母さんを」とお願い事をしたことでラーラはクリスチャンの家庭事情を知ってしまう。
その直後、イベント会場で引きつけを起こした子どもが現れ、クリスチャンとラーラは処置するが、クロエもまた母親に温かい言葉と適切な指示をしていた。ラーラはその大人びたクロエに感心してしまう。
後日ーー
病院に自ら顔に赤いポツポツを描いて手に包帯を巻いたアギーが訪れて、父クリスチャンに会いたいとやってきた。
ラーラが対応しながらクリスチャンもアギーのもとにやってきた…どうやら家の中でアギーとシッター(子守り役)は2人きりで、シッターはお酒を煽って飲みつぶれているらしい……クロエも友人と遊んでいたものの「アギーがいなくなった!」と病院に駆けつけた。
4人で家に戻ってみるとやはり酔いつぶれたシッターが…。
クリスマスまであと3週間ーー派遣会社や他のサービス会社にあたってもシッターをしてくれる人は見つからず、こんな時期に突如シッターになってくれる人材もおらずーー医者として激務のクリスチャンは頭を抱える。
そこでラーラは自らがシッター役になることを提案するが、速攻で却下するクリスチャン。どうやらそうやっていいよってくる女性が過去にも何人もいたようで……。ラーラは前向きに次のような提案をする。
言い寄ることはまずはない
- 実は来月退職して兄のいるオーストラリアに行くために国からも出ていくからクリスチャンは安泰
- ラーラは早番勤務なので2人が学校から帰ってくるころから出勤時間まで(家で寝泊まりする)
- 家で2人きりになることはない状況で、さらにクリスチャンは遅番も多いので入れ替わりになるから接触は少ない
- 子どもたちが変に期待したり悲しんだりしないよう、あらかじめクリスマスまでと期限を言っておく
一旦は断るものの、アギーやクロエの訴えもあり、ラーラはクリスチャンの家のシッターを務めることに。
「軌跡が起きた!」と子どもたちは大喜びだった。
ラーラとクリスチャンが意識し合う
ラーラの宣言通り、クリスチャンに言い寄ることはしないで、前向きに家の中を掃除したり飾り付けたりしている姿にクリスチャンは逆に、いつも明るく聡明で魅力的なラーラを意識するようになってくる。
家の中が見違えるように明るくなり、アギーとクロエも明るくなってきた。
クリスチャンとラーラでアギーやクロエの様子を話し合うなどしてお互いに理解を深めていった。クリスチャン自身が小さい頃から親元を離れてひとりぼっちだったからこそ子どもを大事にしたい気持ちが強いのだとラーラは考え、クリスチャンもまたラーラが男性と付き合ったことがないのは相手の欠点を受け入れられないからだと指摘するように。
ラーラも「あれ?クリスチャンってもしかして私の理想の完璧な男?」と気付き意識しはじめるが初志貫徹で言い寄ることもせずに、お互い少しずつ意識しながらも遠ざけているという、不思議な気まずい状態に……。
病院内でもクリスマスの飾り付けがあり、ヒイラギをどこに飾ろうかと職場内で同僚たちとワイワイしていたラーラは…このままクリスチャンと気まずいのはいけないと、ヤドリギを持ってクリスチャンのオフィスの個室に行き、クリスマスのジンクス「ヤドリギの下でキス」をクリスチャンに軽くするーーはずが、クリスチャンがきわどいラブシーン級のキスをする。
慌てて離れるラーラ。素直に気まずい空気を一掃するためにキスをしたももの、とても素敵だったと伝える。クリスチャンがお互いに忘れようと提案したことにも素直に応え、
わかったわ
忘れるってことを忘れないために
100回メモしとかなきゃ
ラーラは忘れるように努めた。
陰では「クリスチャンのことを忘れるなんて不可能」と思い、クリスチャンに素直な気持ち(一緒にいたい)を伝えた。しかしクリスチャンは子どもたちのことを考え「受け入れられない」と拒否した。
2つ目の奇跡はクロエの秘密
フラれた後もごく自然に3人に接してシッター役をこなしているラーラ。一方のクリスチャンはぎこちない自分と本心ではラーラを洞窟に閉じ込めてしまいたいほど好きになっていたが、子どもたちのことを優先していた。
クロエがとても大人な対応すぎて母親が出てからは父のクリスチャンに迷惑をかけないようにとぎこちなくなっていることが気になっていたがーー
ラーラと2人でクリスマスパーティーのドレスを買いに行った時にクロエは本音をようやく打ち明ける。
クリスチャンとは血の繋がりがないこと。実の母親の連れ子で本当の父親は子供嫌いで会いにもきてくれないこと、母親に「産まなければ良かった」と言われたこと、父はしかたなく自分を引き取り一生懸命になってくれている。赤の他人の私が父の人生の重荷になっているから迷惑をかけちゃだめと思っていること。
自宅で泣きながら話すクロエをラーラは優しく抱きしめて受け止めてあげていると、クリスチャンが現れた。立ち聞きをしていたようで、クロエにちゃんと自分の気持ちと事実と伝える。
母親が出ていったのは、自分が母親が一番欲しかったもの(仕事がしたい、キャリアを積みたい)を与えられなかったから。クロエを本当の娘と思っていたからラーラに血の繋がりがないことを伝えるのを忘れていたことなど…。
悪いことをしたら追い出されるんじゃないかと思って怖かったの!という泣いて安心するクロエをクリスチャンは抱いて受け止める。
クリスチャンとクロエのわだかまりが解けたのを見守っていたラーラは、クリスチャンがなによりも子どもを大事にしていることが伝わり「新たな恋人や母親はクロエやアギーを不安にさせて困らせるだけ」と改めて感じてきれいサッパリクリスチャンへの想いを、今度こそ本気であきらめることにした。
3つ目の奇跡は幸せなプロポーズ
クリスマスイブの日。
ラーラはクリスチャンを避けていた。
ジャックには男の子が生まれ、受付のフランは妊娠した!と喜びの報告をしてくれた。
ラーラにもクリスチャンとの奇跡が…というジェインに「私のもとへは来ないわ」「彼は好きになっちゃいけない人だったってこと」と話すラーラ。「お兄さんのところで、楽しくやれるわ。いかしたオーストラリア人に出会ってつらい気持ちも忘れられるはずよ」とジェインはラーラを抱きしめた。
クリスチャンが話しかけてきても、ラーラは気丈に自分がいなくなった後のことーー新しいシッターの紹介をしてーー
あなたは私にとって特別な人よ
でもあなたの言うとおり子供たちにこれ以上心配かけたくないわ
忘れましょうクリスチャン
この3週間のことは全部
100回書いたから私はもう忘れたわ
家に帰ったクリスチャンは、クリスマスに彩られた温かい我が家、クロエとアギーの明るい笑顔は全部ラーラのおかげだと改めて感じる。
クロエとアギーにラーラのプレゼントがないから買いに行こうと言われるものの、ラーラはクリスマスまでの約束だったからと伝えると…2人から新しい人なんかヤダ!ラーラが好き!パパだってそうでしょう?と訊かれます。
自分の家に奇跡をくれたラーラをどうして好きにならずにいられるだろう、と思うクリスチャン。子供たちとやりとりしているうちに気が付きます。
そもそも子供たちの幸せと僕の幸せは両立しないものなのか?
クリスマスの朝。
ラーラはクリスチャン、クロエ、アギーと過ごすことになります。
クリスマスツリーの下に置かれたプレゼントを開けて喜ぶ子供たちとそれを見守るクリスチャンの笑顔を見て良かったとおもっているラーラ。
そしてラーラにもパパから贈り物があると、くつしたを渡されます。
開けてみて、中にはいっているものは
1つ目は鍵。
2つ目は旅行のカタログ。
3つ目は指輪でした。
指輪を見たとたん思わずクリスチャンを見つめるラーラ。
「パパはラーラに結婚してもらいたんだって!イエスでいい?お願いイエスって行って!あたしおしゃべりしないでいい子にするから!」
と真っ先にアギーがプロポーズ。
3人で選んだラーラへのプレゼント。
玄関の家の鍵と、みんなでハネムーンに行くための旅行を選ぶパンフレットーー。
僕が間違っていた、君がいなくなればますます子供たちを不安にさせることになると気づいたというクリスチャン。子供たちもラーラを愛していて、もちろん自分もラーラを愛していると告白する。
ラーラの答えはイエス。
4人で抱き合って喜びを分かち合いーー
ラーラは3人に「実は近い将来、3人にフォローをお願いすることがあると思うの」と話を切り出す。
一ヶ月くらい前に占い師の患者さんに言われたことをーー
『子供は4人』
まとめ:聖夜に降る奇跡は王道のハッピーエンド!
最後におまけマンガが載っていたのですが、それがまたほっこりして幸せな気分になりました。
クリスチャンとラーラに「もっとわがまま言ってくれたらいいのに」と言われていたクロエ。アギーにも協力をお願いしたらーー
「なにそれ超イカすわ!」
と目がキラキラ。
2人のもとへわがままを言いにいったのは……
『家族みんなで一緒に寝てみたい』
実現した絵がまたほっこり素敵…!!
なんてかわいいいい子たちだ……!!!