最近は定番化しすぎて飽きられてきた感じもある「なんとかジャパン」。名称がうざいと感じている人も増えてきているようです。なぜ名称がうざいのか?を考察・まとめました。
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なんとかジャパンがうざい理由
わざわざ公募で名称を募集しはじめたから
初期のころは自然と受け入れられてた「なんとかジャパン」。
それは自然な形でいわれていたのが、毎回ネタ切れなのかなんなのか、最近では「なんとかジャパン」の愛称を募集するようになってきました。
前は外部の人たちが「なんとかジャパン」を付けていたのが、今では同事者の関係者たち=身内・自分たちから「なんとかジャパン」と呼んでくれ!といったところにウザさを感じている人も増えてきたようです。
なんとかジャパンの名前の由来が初見で分からない
無関係・一般の方から見たら「なんでそんな名前…」といったものが乱立するようになりました。
初期のころは「あれ?なんの愛称なの?」といった良い意味での違和感や話題作りがあったので、特に気にはならなかったものの、「なんとかジャパン」が当たり前になり、あちこちで付けられて乱立状態だと、悪い意味で「気になる=イラつく、うざい」に変異していったところがあります。
「なんとかJAPAN」が寒々しい感じがするから
この後「なんとかジャパン」の経緯や主な愛称、名称をまとめていきますが、元々はスポーツの各分野でコアなファンたちから浸透・定番だったものがマスコミを通じて世間一般を巻き込んでいった状態でした。
元は身近なファンが自発的にいい始めたことだったのが、最近ではその身近なファンたちに「呼び方を募集します?」「えっ?公募とか協会側がその愛称で推してるの?」状態。
そこに寒々しさを感じてしまう部分があるようです。
スカッとジャパンの影響?
「なんとかジャパン」が当たり前になってきたころ、バラエティ番組「スカッとジャパン」がスタートしました。
スカッとジャパンでは、ムカつく・イラつく・うざい登場人物にスカッとする対処をしたエピソードがコントとしてまとめられています。
これまでも「なんとかジャパン」といったテレビ番組名はあったかもしれませんが…番組名になってしまうほどなので、なんとかジャパンがうざくなっていた人にとってはますます…といった思いがごく一部にはあるのかもしれません。
なんとかジャパン・原点はラグビー「監督名ジャパン」(1980年代)
ここからは「なんとかジャパン」の原点や経緯、移り変わりをまとめていきます。
「なんとかジャパン」の原点はラグビーといわれています。
ラグビーの世界では日本代表チームを「監督名ジャパン」と昔からいわれていたそうです。
ブレイブ・ブロッサムズ(2003年)
2003年に開催されたワールドカップの時にオーストラリアのファンが日本のラグビーをこの愛称で呼んでいました。
サッカー「監督名ジャパン」でメジャーに(1990年代)
サッカー「なんとかジャパン」主な名称まとめ
サッカーがJリーグ化し、一気にメジャースポーツとして知名度が上がってきたことにより、サッカー日本代表チームへの注目度も高まりました。
その際に、ラグビーではメジャーだった「監督名ジャパン」がサッカーでも定着化しました。殆どは「監督名+JAPAN」(カタカナよりも英字・大文字表記)が多くみられましたね!
岡田JAPAN(1997年)
[B!] 一度目の岡田監督の戦績、やっぱり98年の事前準備試合の組み方は、もっと何とかならなかったのかと思う。 http://bit.ly/nzWhdV
岡田ジャパン戦績 1997/10~1998/06 ::: 日本代表サッカー倶楽部— おりたのサブアカ (@toronei_sub) July 31, 2011
岡ちゃんの愛称でも親しまれた岡田監督率いる「岡田ジャパン」。
このころからサッカー日本代表の「監督名ジャパン」はメディアで一般人も目にするようになりました。
トルシエJAPAN(1998年)
サッカー日本代表 トルシエジャパン ドキュメンタリー 1998~2002 https://t.co/WvZMWpFnOg pic.twitter.com/EAhmqdKn75
— サッカーまとめ(Soccer) (@rn7d2tim) September 7, 2016
ジーコJAPAN(2001年)
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サッカー選手としても人気者だったジーコ監督。
オシムJAPAN(2006年)
ガンバvsレッズの時に常に高い壁であり続けて、オシムジャパンと岡田ジャパンで常に主軸だったあの頃、まさか現役最後のクラブにサンガを選んでくれるとは思ってもみなかった。もう少し良い形で最後を締めれたら良かったけど…。19年間お疲れ様でした。#闘莉王 #田中マルクス闘莉王 #京都サンガ pic.twitter.com/E4hK2SIJxw
— R (@blueblack_gblue) November 24, 2019
監督名ジャパンで呼ばれるサッカー日本代表チームは、監督も選手も愛される存在になりやすかったように思います。
岡田ジャパン再び(2008年)
キリンチャレンジカップ 2008
🇨🇱チリ戦🇨🇱日時:2008年1月26日
試合開催地: 国立競技場(東京)
監督:岡田武史得点:なし
スコア:🇯🇵0-0🇨🇱
スタメン→ベンチ→試合終了時
備考: 岡田ジャパン初陣・内田A代表初出場#ウイイレアプリで日本代表再現 pic.twitter.com/YxFlBWydRP
— きるしゅ (@___Kirsch19s) October 17, 2019
サッカー「なでしこジャパン」へ(2000年代)
サッカーで「監督名ジャパン」が定着化したころ、サッカー女子の「なでしこジャパン」で「なんとかジャパン」の確立、世間一般化したと思われます。
なでしこジャパン(女子、2004年)
なでしこジャパン ※第21回〔2004(平成16)年〕
— 新語・流行語大賞 (@s_r_go) November 23, 2019
日本女性の代名詞「大和撫子(やまとなでしこ)」にちなんだ命名でした。
流行語大賞にもなりました。
サムライブルー(2006年)
サムライブルーの由来は、2006年ドイツワールドカップのために日本サッカー協会が挙げた5つの候補の中から、一般投票で他の候補に2倍以上の得票数を獲得した「SAMURAI BLUE 2006」から。2009年に「SAMURAI BLUE(サムライ・ブルー)」を公式の愛称とした
— 日本代表×ブラジルW杯 (@Japan_Wcup) November 1, 2019
サッカー日本代表のチームカラーの青。
野武士ジャパン(ホームレスサッカー日本代表、2008年)
野武士ジャパンは2012年以来出場していない。弱すぎるからだけど、世界のホームレス出場選手の平均年齢は22歳くらいなのに、日本選手は50〜60歳なので勝負にならない。これも日本の社会構造や労働市場を反映しているんだよね。 https://t.co/CBDA4X3zeN
— Toru Maeda (@toru0315) July 31, 2019
ホームレスサッカーとは「男子4人制ミニサッカー」を指します。
あまり知られてませんが、日本はこれまでにホームレスW杯に何度か出場しています。
野球「サムライJAPAN」が浸透
サムライJAPAN・侍ジャパン(2008年)
この当時の原監督など関係者が「監督名ジャパン」で呼ばれるのを好ましくないと思っていたため、サムライの愛称がつけられたといわれています。
またホッケー日本代表との区別化ともいわれています。
カタカナ表記の「サムライ」と漢字の「侍」があるのは、時代の流れで初期はカタカナだったものを漢字をあてるようになったから。
マドンナジャパン(野球女子、2008年)
野球女子がワールドカップ出場にあたり、開催地の松山市にちなんで愛称が決まったといわれています。
「なんとかJAPAN」公募や乱立で理由がパッと分からない状態に(2010年代)
※こちら随時とりまとめていきます!
できる限り年代順・古い順にまとめていきます。
フェアリージャパンPOLA(新体操日本代表、2006〜2007年)
もう、正月ですね!
2020が更なる飛躍の年になりますように!#フェアリージャパンPOLA https://t.co/tLs2jLJjHz— 【公式】フェアリージャパンPOLAsc (@fjpfan_info) November 30, 2019
公式スポンサー・化粧品会社「POLA」(ポーラ)がイメージした「妖精のように舞う」のコンセプトを元にされた。
その他なんとかジャパンまとめ
- さむらいJAPAN・サムライジャパン(ホッケー日本男子、2008年)
※ひらがな→カタカナは野球チームとの区別化といわれている
- さくらJAPAN(ホッケー日本女子、2008〜2010年)
桜のように親しまれ愛されるように、といった願いが愛称に込められています。
- トビウオJAPAN(競泳日本代表、2009年)
- クリスタルジャパン(カーリング日本女子、2009年)
- 火の鳥NIPPON(バレーボール日本女子、2009年)
公募によって決定されました。
- 龍神NIPPON(バレーボール日本男子、2009年)
公募によって決定
- 若武者ジャパン(大学野球、2010年)
- マーメイドジャパン(シンクロナイズドスイミング、2010年)
※現在のアーティスティックスイミング女子
テレビ朝日側でイメージアップ戦略で命名されたといわれています。
- ポセイドンジャパン(水球日本・男女、2011年)
- ハヤテジャパン(車いすバスケットボール男子、2012年)
- 隼ジャパン(バスケットボール日本・男女)
- SAMURAI5(フットサル日本代表、2012年)
- なでしこ5(フットサル女子日本代表、2012年)
- 卓球NIPPON(卓球・男女、2013年)
- DANGANジャパン(ボブスレー日本、2013年)
- おりひめジャパン(ハンドボール女子、2013年)
1チーム7人の選手・相手チーム7人=7対7で競技をする=七夕・織姫を連想させることが由来
- サクラフィフティーン(15人制・女子日本代表、2013年)
- サクラセブンズ(7人制)
- 椿スプリンターズ(陸上短距離女子、2014年)
公募により決定
- 韋駄天スプリンターズ(陸上短距離男子、2014年)
公募で決定
- クルージャパン(ボート日本代表)
- 日の丸セーラーズ(セーリング日本代表、2015年)
公募で決定
- 雷神ジャパン(空手日本代表、2015年)
日本神話・建御雷神(タケミカヅチ)から。
稲妻の閃光が空手の突きや蹴りのスピード感に通じるところから。
- AKATUKI FIVE (バスケ日本・男女、2016年)
以前の命名「ハヤブサは女性向けでない」と川淵三郎会長(当時)の意見から変更したといわれている。
(2015年までは2011年公募で決定した「隼ジャパン」を使用)
- 火ノ玉JAPAN(ボッチャ日本代表、2016年)
- 彗星ジャパン(ハンドボール男子日本代表、2018年)
公募で決定
- ゴジラジャパン(柔道日本代表、2019年)
東宝とのコラボにより決定(ゴジラ制作)
- 翼ジャパン(飛び込み)
- スマイルジャパン (アイスホッケー女子)
- セブン・ジャパン(7人制ラグビー男子)
- サムライズ(ラグビーリーグ日本代表)
- 日の丸飛行隊(スキージャンプ日本代表)