コーヒーは世界中で愛されている眠気覚ましの定番ですが、カフェインに敏感な人や、何らかの理由でコーヒーを避けたい人もいます。
そんな時、どのような飲み物がコーヒーの代わりとして眠気を飛ばす効果があるのでしょうか?今回は、コーヒー以外で眠気防止に役立つ飲み物とその効果を探ってみます。
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なぜコーヒーが眠気覚ましに良いのか?
効果:カフェイン(睡眠物質=アデノシンの効果を抑える)
コーヒーに多く含まれているカフェインには、中枢神経を興奮させて眠気を覚まし、集中力をアップさせる効果があります。
眠気覚ましに必要なカフェインの量は、一般的に250~300mg程度。これはコーヒー3杯分に相当するのだとか。そして一日に摂取する適切な量は400mg以下、多くても5〜6杯が望ましいともいわれています。
最近エナジードリンクの摂取過多による「カフェイン中毒」「カフェイン依存」が問題視されるようにもなりました。適量を守れば問題はないのですが、飲み過ぎには気をつけたいところです。
眠気覚まし、眠気防止に効果的な成分
私が「コーヒー以外に眠気防止の飲み物ないかな…」と思った理由は2つです。
- コーヒーの味に飽きた
- カフェインの摂取過多防止
いくら好きでも、時々飽きることって、あるんですよ…(遠い目)。あとコーヒー離れができないので、せめて量を減らすために代わりとなる飲み物があったらいいのに…という。
調べてみると、眠気覚ましに効果的とされる成分というのが
- 睡眠物質を抑える
- 心身を興奮させる
- 心身に刺激をあたえる
- 体を温める
ということが分かりました!
コーヒー以外で、これら眠気覚ましの効果を得られる飲み物を紹介していきます。
眠気覚ましにコーヒーの代用になる飲み物は
抹茶
効果:カフェイン(睡眠物質を抑える)
実は抹茶は、コーヒーよりもカフェインを含んでいるので、睡眠物質を抑える効果、覚醒効果があります。現在の抹茶(お茶)のルーツは、日本の遣唐使が「眠気覚ましの薬」として持ち帰ったという説もあります。
緑茶
緑茶に含まれるカフェインはコーヒーに比べて少ないものの、ゆっくりと体に吸収されるため、長時間にわたって覚醒効果を持続させることができます。さらに、緑茶にはリラックス効果のあるテアニンも含まれており、穏やかな覚醒状態を促すとされています。ストレスの多い作業中や、リラックスしながらの作業に適しています。
黒茶(プーアル茶など)
黒茶にもカフェインが含まれており、緑茶と同じく穏やかな覚醒効果を期待できます。特にプーアル茶のような発酵茶は、消化を助ける効果もあるため、食後の眠気防止に最適です。
マテ茶
南米原産のマテ茶は、「液体のサラダ」とも称されるほど栄養価が高く、カフェインも豊富に含まれています。そのため、持続的なエネルギーを得たい場合にお勧めです。運動前や長時間の運転前に飲むと良いでしょう。
ハーブティー
効果:心身を興奮させて眠気を解消、頭をスッキリさせる
レモングラス:爽やかな香り
ペパーミント:すっきりとした清涼感で眠気ざましに
ユーカリ:シャープで爽快感のある香り。記憶力アップに
レモン系のハーブなどを温かい紅茶で飲むのがおすすめ。ハーブティーは利尿効果も少ないので、カフェインとは異なり、度々トイレに立つこともなく勉強や読書に集中できます。
生姜湯
効果:ジンゲロール(辛味成分)で体内からリフレッシュ&温める
生姜の辛味成分が胃に刺激を与えて体を目覚めさせてくれます。また胃が刺激されることで体を温める効果もアリ!体温がさがると眠気を催すため、体を温めることが眠気防止に効果的なんです。眠気覚ましだけでなく、健康にも良い飲み物です!
ジンジャーティー
体を内側から温める効果のあるジンジャーティーは、血流を良くし体を活性化させます。特に寒い日の屋外活動前や、冷房で冷えがちなオフィスワーク時に効果的です。
ココア
効果:テオブロミン(興奮作用)、集中力や記憶力向上
テオブロミンはカフェインほどの刺激や興奮性はないものの、穏やかに効果が長時間持続するという特徴があります。ハーブティー同様、利尿作用も弱いので、徹夜・長時間の作業にはコーヒーよりもココアがおすすめ!また同様の成分が入っているチョコレート飲料も効果的です。
炭酸
効果:内臓を刺激してリフレッシュ
効果を最大限フルに活用するなら、お酒などを割るために使う炭酸水がおすすめです。レモンやグレープフルーツ系の酸味がある炭酸水もおすすめ。苦手な人はコーラ(炭酸&カフェイン)やジンジャーエール(炭酸&生姜)などでも十分効果が得られます。
レモンウォーター
カフェインを含まないレモンウォーターですが、レモンの酸味が刺激となり、一時的に覚醒効果をもたらします。水分補給としても優れており、デトックス効果も期待できます。
おまけ・眠気防止の手段あれこれ
食べる
ガムをかむ、アメをなめる、お菓子を食べる…口を動かし、味覚と胃に刺激を与えることで眠気が軽減されますが、食べ過ぎによって睡魔がますます襲ってくるという「諸刃の剣」でもあります。
目が覚めるツボを押す・ハンドリフレ
ツボ押しで体を刺激して体を活動モードに切り替えます
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日中の眠気対策に!眠気覚ましに効果的なハンドリフレのやり方(ヨイコトラボ)
息を数十秒止める
苦しくなるまで息を止めると眠気が覚めます。生命の危機にさらすことで「寝てる場合じゃない!」となるようです。
メンソメータルなどメントール系を鼻に塗る
スースーとした清涼感と刺激で目が覚めますが、塗りすぎ注意です。特に目元に塗ると刺激が強すぎて涙が止まらなくなります。
冷たい水で手を洗う・首筋を冷やす
冷たい水で手を洗った後に、その手で首筋を押さえると眠気が飛びます。ヒャぁあっ!!ってなります。
外の空気に触れる
気分を入れ替えてリフレッシュ!さらに「窓を開ける」「外に出る」という体を動かすことで、眠気が軽減されます。
誰かと話す・歌をうたう
声を出すことで気分転換と脳に刺激を与えることで眠いことも忘れます。時と場所によっては声のボリュームに気をつけてくださいね!