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閲覧注意!!原作「浅見光彦殺人事件」のネタバレ!
それではついに!ネタバレです。
結構長いよ!!(笑)
そのままズバッと結論だけ欲しい人は、次をクリックして飛ばしてくださいね!
(要点まとめても長くなっちゃったけど…)
以下、ガチのネタバレだから心して進むように!!!!!
物語は常に寺沢詩織(ヒロイン)の視点で書かれています。
プロローグ
飲み過ぎで目覚めた詩織。詩織の自宅は東京中野区鷺宮ーー父・大輔は広島出張中で実家に一人でいる状態だったーーその父から電話が入る。
今は亡き母・美咲が死ぬ間際に言った「トランプの本」の謎が解けたというのだ。
話の途中で電話を切る父に、なんとなく不安を覚える詩織だった。
第一章 トランプの本
詩織は自称ドラ娘。勝ち気で乱暴運転、速度違反で免許取消になっている。しかしながら翻訳の技術があり知的な一面も。
父から電話があった次の日ーー求職中で面接からの帰宅、家の前で声をかけてきたのは警視庁の笠井部長刑事たち。父・大輔が亡くなったと知らされる。電話のあった日の夜ごろとのこと。混乱している最中、父の会社の部下である野木、安田も自宅にかけつける。さらに警察から告げられたのは殺害の疑いがあるということだった。
一同広島に行き、大輔の遺体と対面する。遺体を最初に発見したのは、同じホテルに泊まっていた大輔の上司・添島常務。ベッドから床に体を投げ出すようにして絶命していた。解剖が行われ、特殊な毒物で判定はできないものの薬物反応があったため殺人事件と判断、広島中央警察署に捜査本部が設置された。
広島県捜査一課の川根部長刑事から事情聴取されるが、詩織には父の死について心当たりが全くなかった。詩織の伯父夫婦も駆けつけて悲しみにくれる。広島のホテルで添島常務と秘書の金田という男と合流。父が殺される理由が会社にも家庭にもないなら一体……皆が絶句する。
東京で葬儀や事後処理を終えた詩織。警察の捜査が一向に進展しない中、声をかけてきた男性がいた。
浅見光彦と名乗るフリーのルポライターが、事件について取材だけでなく事件解決のため調査したいと申し込んできた。探偵としてちょっと知られているという浅見は警察とは異なる観点を持ち、父が最後に言ったことや母の死因について詩織に尋ねる。
詩織は度肝を抜かれつつも、癌で亡くなった母の、死に際に述べた「思い出のトランプの本、あれを守ってーー」という言葉、父が「その謎が解けた」と言ったことを浅見に伝える。
寺沢家の母の書庫に同様の本がないか浅見とともに探すも見つからずーー浅見は本の存在を調査するという。兄が警察庁にいること、警察に厄介者扱いされていること、家の人間に内緒で探偵をしていたりすることを詩織に打ち明けて去っていった。
その直後に添島が自宅に訪問、詩織が浅見について話してみると、そういう人物は噂で聞いたことがあると述べつつも「信頼が愛情に発展しても不思議はない」と忠告する。
第二章 二重構造の鍵
数日後、引き続き調査をしている浅見が寺沢家を訪れる。詩織は浅見に電話をかけたが留守だったことを確認すると、浅見は家のお手伝いが伝言をしてくれないことがあるとぼやく。
その翌々日、広島県警の川根部長刑事たちが寺沢家を訪れる。捜査の話を聞く中で、詩織は会社での父の立場ーー添島常務の忠実な部下で平凡ながら部長まで昇進していることに違和感を覚え始める。遺品の引取等で父の会社に出向き、野木と話をして、ますます不思議に思いはじめる。
そんな時、詩織は寺沢家に何者かが侵入、何かを探していたことに気がつく。不安に駆り立てられて浅見家に電話をするが出たのはお手伝いで、浅見は不在、警察へと連絡した。伯父や会社の人間を疑っている最中、偶然にも浅見から電話があり、詩織は安堵しつつも侵入者の意図に怯えながら一夜を過ごす。
次の日、外出しようと家の外に出ると不審な男がーーひるまず近寄ると男は逃亡、見失ってしまう。空き巣?父を殺した犯人?ーー夕方やってきた広島の川根部長刑事たちに不審な男について相談する。
川根は先日詩織に浅見という名前について質されたことについて思い出し、浅見刑事局長の弟が探偵気取りで捜査にちょっかいを出す、という話を詩織に聞かせた。「警察には自分の存在は内緒にーー」と浅見にいわれている詩織。浅見の悪口を言われたようで思わず怒鳴ってしまった詩織は、川根に「トランプの本」の話を打ち明ける。
川根たちが帰った後、野木から電話があり九州へ転勤することになったと報告を受けた。事実上の左遷であるため野木の声も変に湿っぽかった。