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主な登場人物
北原幸枝(吉永小百合)
大学を卒業後すぐに結婚、以来、ずっと専業主婦を続ける
人生を家族に捧げすぎてきた大真面目主婦。
ぐーたらで何もせず妻を労らない夫、しっかり者ゆえに家から離れてファッション誌業界でバリバリ働く長女(姉)、引きこもりの長男(弟)を家族に持つ。
剛田マ子(天海祐希)
総客室数5万を誇るホテルチェーンの社長
人生を仕事ばかりに捧げてきた大金持ちの女社長。
ホテル業界・ビジネス界でも有名人。
歳の離れた若い夫がいる。
※当記事では読みやすさ優先のために基本的に「マコ」と記入しています。
高田学(ムロツヨシ)
マ子の秘書。
めちゃくちゃ人が良い。ノリも良い。
最高の人生の見つけ方・日本版のネタバレ
あらすじ
家庭のために生きてきた幸枝と、会社のために生きてきたマ子。全く違う世界に暮らしてきた2人が偶然に出会い、自分たちの唯一の共通点は余命宣告を受けたことだと知る。主婦業と仕事以外に何もやりたいことのない人生の虚しさに気づいた幸枝とマ子は、たまたま手にした12歳の少女の「死ぬまでにやりたいことリスト」を実行するという無謀な旅に出る。
“スカイダイビングをする”“ももクロのライブに行く”“好きな人に告白する”──今までの自分なら絶対にやらないことに、自ら殻を破って飛び込む2人。初めて知った生きる喜びに輝く2人は、家族や周囲のものたち、さらには旅先で出会った人々も巻き込み、彼らの人生さえも変えていく──。
「死ぬまでにやりたいことリスト」を実行する経緯
相部屋になった後に病院の庭で、少しずつ互いのことを話し始める幸枝とマコ。
マコの夫が病院のすぐ外で若い女と仲睦まじくしていた様子を目撃していた幸枝と、夫が若い女を病院の前に連れてきていることを知っていたマコ。
マコ「(目撃した若い女は)チャラかったでしょ?」
幸枝「はい、とてもチャラかったです」
2人は大爆笑、マコはいつものようにタバコを吸おうとし、幸枝は吸ってみたいと1本もらおうとする時に、入院患者の女の子がタバコを吸おうとしているところを目撃。
「若い子が吸っちゃダメ!」と幸枝と女の子は口論になり、立ち去ろうとした女の子は体調が急変する。
その際に拾ったうさぎのポーチを女の子に届けようとする幸枝だったが、女の子のいたベッドは空になり、女の子の弟と偶然遭遇したものの、女の子は「死んだ」という。
それでもポーチを渡そうとするが、弟は「いらない。お姉ちゃんはずるい。ママを独り占めにして」と言い放ち立ち去っていった。
相部屋の病室でポーチの中身を確認すると、その中に入っていた1つが「お薬手帳」。
表紙に「死にたいことリスト」と書かれてあり、中にはコラージュしたりカラフルに書かれた「やりたいこと」が書かれていました。
マコは「『棺桶リスト』ってやつね」と言い放ってました。
病院からそれぞれ退院した2人はそれぞれが思うことがあり…
幸枝は病を抱えたまま、男2人が乱しまくり何もしなかった家の中を片付けまくるのに、夫は手伝いもねぎらいも心配もしない、息子は引きこもったままで様子も見に来ない…。
マコは退院早々、副社長である夫に会社を乗っ取られそうになり、夫は自分の病状まで役員に周知して根回ししている状態。
幸枝は真夜中に自分の「死ぬまでにやりたいことリスト」を書いてみようとしたものの、何も掛けずに
12歳の少女の「死ぬまでにやりたいことリスト」とネタバレ
スカイダイビング
マコの秘書・高田も巻き添えを食らって真っ先にダイビング!
一番楽しめたのは幸枝でした。
お金持ちになる
へそくりで海外の宝くじを購入したものの、全く当たらず。
しかしながら、宝くじの当選を確認していた場所はマコのプライベートジェット機内!2人で優雅に過ごしているので「私がお金持ちだから」とマコがいわしめて、叶ったことに!
番外編:マコがしたかったこと=エジプト・カイロ旅行
少女の願いことには書いてないものの「仕事以外で海外の好きなところに行ったことがないから」とマコが寄り道。スフィンクスやピラミッドを眺めます。
ももクロのライブに行きたい
高田の手配でモノノフのはっぴ&ペンライト装着!
幸枝はピンク、マコは黄色!
ライブ中のフリートークでももクロから「70代の人ーー!」の呼びかけにマコが挙手。たった1人の70代(幸枝)に会場内・ももクロが驚いて2人をステージ上に招いてダンス歌を熱唱する。
(高田はガチ勢でヲタ芸披露!)
日本一大きいパフェを食べる
京都を着物姿で歩く2人。
日本一大きいパフェを京都のカフェで注文!あまりの大きさと店内の注目っぷりに幸枝は近くの女子高生に「一緒に食べませんか?」と誘ったら女子高生たち歓喜!美味しい!幸せと2人の前で大喜びしながら食べるわ、仲間を呼ぶわ、そして人が人を呼び店内中が賑わう。
マコは追加で2個注文、店内にいた人たち全員に振る舞った。
パパとママにありがとうを言う
日本一のパフェを食べる場所として京都に行きたいと言ったのは幸枝。
行きたいところがあるとマコを連れ出したのが京都の老人ホーム。
マコが小学4年生の時に借金して逃げた父親が痴呆で車椅子姿でいた。
幸枝は高田から場所と父親の存在を教えてもらったが、ここまでするのは幸枝の両親はすでに他界しているから。
激昂したマコは幸枝と大喧嘩。走ってやみくもに逃げた先は公園、鉄棒があった。
逆上がりができるようになる
マコは小学生時代、体がでかいのにさかあがりができないこと、貧乏であることで同級生たちから馬鹿にされた過去が……。
公園にあった鉄棒。
思いが交錯して当時の辛さを思い出し、鉄棒を握ったところ、さかあがりができた!
そこにマコの父親(車椅子を押す介護員)、幸枝が現れる。
ぼけていながらも「さかあがりできるのか、えらい、えらい」といい続ける父親、マコはえらい、えらいと言われながら父親に頭をなでられて「お父ちゃん」と号泣。
他人のために何かをして喜んでもらう
次の日の朝、とてもすがすがしい気持ちのマコが、もうこれはクリアでしょうと幸枝に伝えた。
が、マコの話っぷりにカチンときた幸枝が激怒、どなっている最中に体調が悪くなる。
京都の病院で処置してもらうことで、幸枝の夫も駆けつける。
「旅に出ます」とだけ置き手紙してた幸枝は、今まで黙っていた病気・癌のことと、夫にこれまで伝えていなかった思い、旅を続けさせてほしいとお願いをする。
ウェディングドレスを着る
長崎に行き旅を続ける幸枝とマコ。
幸枝の両親が眠っている教会へお墓参りをした。(幸枝もパパ・ママにありがとうを言う、を叶えた)
家族の反対を押し切って、旅を続けている幸枝は、家族の反対を押し切って出てきた旅が終わるのが怖いと話す。
ウェディングドレス姿の幸枝、挙式会場が用意され、そこには神父姿の高田の姿が。
エキストラの参列者も用意され、その中を歩く幸枝とマコ。
エキストラの参列者の中には娘と夫の姿が。
夫は幸枝にプロポーズをする。
これからは変わっていくこと、そばにいたいことを伝えると、幸枝は「私の旅は終わった」と伝え、夫のプロポーズを受け入れる。
その様子を見守っているマコも「他人のために何かをして喜んでもらう」を叶えた。
高田は披露宴まで用意し、エルビス・プレスリーで会場を盛り上げる。
好きな人に告白する
マコは夫に離婚届を突きつける。副社長をやらせるんじゃなかったと告白し、会社を売却したこと、夫が会社のお金30億円に手を出していたのを知っていながら見て見ぬ振りをしていたことを伝える。
さらに副社長を辞任、刑事告訴をすることを伝えた。
年の瀬の幸枝は夫・娘とおせち料理づくりをしていた。
その際、娘が吐き気をもよおしたことで、おめでたであることに気づく。
娘から、父に言わないでほしいこと、8歳年下の部下で相手は結婚する気がなさそうだという話を聞きた幸枝。どうなっても産みたいという気持ちが娘にあることを受け止めた。
幸枝は相手に言ったほうがよいとすすめ、「自分もお父さん(夫)にああしてほしい、こうしてほしいと諦めずにもっと言えばよかったと後悔している」と言う。
何かがふっきれた幸枝は、引きこもりの息子の部屋の前でお願いをする。
お姉ちゃんのお腹の中に子どもがいること、お姉ちゃんも生まれてくる赤ちゃんも好きでいてあげてほしいこと、それだけでいいから、助けてあげるってそういうことだからとお願いすると、部屋から息子が出てきて、その様子に幸枝は思わず抱きしめた。
幸枝は、娘が好き、息子が好き、そして夫が好き、と家族に好きだと告白をした。
宇宙旅行をする
ラスト結末・エンディング、そして冒頭へと続きます。
最高の人生の見つけ方・ラスト結末は?
先に旅立つのはマコ
年が明けた雪が降る日。
マコの社長室にいる高田と幸枝。
ヘルメット姿で建設中のホテル前にいるマコの写真を選んで置いたという高田から、マコの遺産相続に関する書類と小切手が渡される。
その額は200億。
とても受け取れないという幸枝に、高田はマコの最後の言葉・遺言を幸枝に受け渡す。
あなたに会えて良かったと幸枝に感謝する内容だった。
12歳の女の子は生きていた!
再度入院を繰り返す幸枝。
遺産相続したであろうにも関わらず、病院の売店でかわいいハンカチタオルを買おうかどうしようか躊躇していると「買ったらいいじゃん」という声。
あの12歳の女の子と弟の姿が。
YouTubeでももクロのライブ映像におばさん映ってたの見たよという女の子。
じつは夢でも幻でもなく、実は弟が嘘をついていた……!
幸枝はそっと「死にたいことリスト」を女の子に返そうとするが、女の子は「捨てちゃって、私死なないから」と話す。
複雑そうな顔の幸枝。
病院の外を歩けばもう桜が満開の季節だった。
冒頭ロケット打ち上げシーンは2人が亡くなってから3年後のこと
冒頭でのロケット打ち上げ・秒読みシーンは「火星探査機」。
ラスト・最後のハートを塗りつぶしたのは…
少女の「死ぬまでにやりたいことリスト」のハートを、叶う度に蛍光ペンのピンク色で塗りつぶしていたのは幸枝でした。
最後の「宇宙旅行へ行く」のハートを塗りつぶしたのは、幸枝の夫。
柔らかな表情でエンディングになります。
エンディングはマコ・幸枝の宇宙旅行と記念写真
エンディングではピンク色の宇宙服の幸枝が地球を眺めています。
宇宙空間には黄色の宇宙服をきたマコが。
2人は手を取り合い、宇宙旅行を楽しみます。
このピンク色、黄色はももクロの時のハッピの色と同じですね!
そして2人が「死ぬまでにやりたいことリスト」をやってきた時に撮影した記念写真が。
最後の最後は、幸枝たちの家族写真。4人で普通の顔をした写真、4人とも笑顔で映っている写真でエンディング終了です。