フジテレビは2019年10月にドラマ「シャーロック」を放送すると発表。
既に公式サイトが作られましたが、ホームズファンの間では「BBCの焼き回しでは…」と一部否定の声が上がっています。
元祖「シャーロック」と何が違うのか?をまとめました。
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フジテレビ「シャーロック」ドラマについて
フジテレビ版シャーロックはBBS版のリメイクではない
「『シャーロック』は『SHERLOCK』のリメイクではありません。原作は小説の『シャーロック・ホームズ』シリーズであり、これを基に令和の東京を舞台にストーリーが展開します」
ネットニュースでは「完全オリジナル」をうたっています。
だからこそ不満が残ります。
だったらなぜ「シャーロック」というタイトルをあえてつけたのかが疑問でなりません…。
「シャーロック・ホームズ」を指す単語なんて他にも存在しますし、新たな言葉を作り出せたはずです。
ドラマ「シャーロック」フジテレビと原作BBCの違い・比較
ホームズの人物設定
BBC版シャーロックでは、現代版に合わせてちゃんと「本業:探偵」として地位を確立しています。警察へのアドバイザー、または便利屋、ニート的な立ち位置のホームズだったのを、ワトソンのブログによってホームズの活躍がネット上で周知されはじめブロガーのような有名人に。(実際にブログを書いているのはワトソンなのに…)
ワトソンの設定も深みがあり、原作の軍医、片足をひきずっている等を尊重して、軍役経験も持たせているだけでなく、ネタバレになるので詳細は控えますが、ひとりの女性を愛する男性として、ホームズを愛する親友として、魅力的な一面を垣間見せる役どころになっています。
一方のフジテレビ版シャーロックは「フリーランスの犯罪コンサルタント」という肩書を与えています。またワトソンには「精神科医」という世間一般的に確立した職業。かなりスマートなフジテレビ版シャーロックの設定になっています。
「一歩間違えれば犯罪者」というホームズ特有の特徴だけは生かしているのが伝わってきます。
舞台設定・時代背景
フジテレビ・BBCともにどちらも「現代版」ですが、BBCにおいてはさすがホームズの生まれた国・街であることから、現代を舞台にしながらも、どこか古めかしい空気をまとった設定になっています。
フジテレビ版のシャーロックは「オリンピック開催を翌年に控え、活気に沸く東京が舞台!」と銘打っており、発展していく街並み、東京の下町もフューチャーされています。
こういったあたりが、元祖・原作のBBC版シャーロックの「焼き回し」の拍車がかからなければよいのですが……
フジテレビ「シャーロック」にネットの声は手厳しい意見多数
元祖・大元のBBCに許可とってるの?関係あるの?
イギリスBBC『Sherlock』との関連はどうなってるんでしょう。許諾を得ているとか?
— sopomun (@sopomun) July 23, 2019
私もここが一番気になるところです。番組のクレジットを見てみないことにはなんともですね…(汗
実際蓋を開けてみたら「完全オリジナルでBBC版とは違います」といっていますが……。同タイトルをつけたら比較・検討されるのが目に見えているのになぜ…??と疑問しか湧きません。
BBCの焼き回し?二番煎じ?なんで?
えっ……
(今更シャーロックやったってBBCのと比べられてブーイングになるのわかってるんだしどうせならおしり探偵実写化にしとけばいいのに、という意味の「え」) https://t.co/OHWW6yaApV
— 骨皮 筋子 (@sujikohonekawa) July 23, 2019
超大好きな ✨シャーロック✨ が月9になるの!?(;゚ロ゚);゚ロ゚);゚ロ゚)!!
ディーンさんは好きだけど、
カンバーバッチのイメージが強いから比べちゃいそう^^;
不安先行 だけど…、期待します! https://t.co/UW8xeIfvVx— sachi (@sachi15893147) July 23, 2019
はーーー???まさかBBCの焼き直し!?
正直私もBBC版シャーロックを即連想したので、一部こういう声が上がるのも分かる気がします!
日本版シャーロックを楽しみにしているファンもいる!
嬉しいお知らせありがとうございます❣️楽しみにしています🎵オフショットなどもたくさん載せてくださいね❤️真夏の撮影ですが皆さん体調に気を付けて頑張ってください🍀
— fam_ぴょこ (@sugerfairly) July 23, 2019
月9〜🤩🤩🤩
危険な探偵🕵️♂️、似合いすぎ〜😍😍😍
岩ちゃんとイケメンバディ、今からすごい楽しみ〜💕💕💕
月曜からディーンさん観られる幸せ✨✨✨
ありがとうございます😭🙏— Tomoko🍷🥂🍶🧀💕⭐️ (@TomoinTokio) July 24, 2019
この2人の組み合わせが見れるなんて!というファンは大勢いました!
なぜフジテレビ「シャーロック」が生まれたのか?考察
ここからは超個人的意見なので、紅茶でも飲みながらお付き合いくださいね!
アガサ・クリスティシリーズの成功パターンがあるから?
最近のフジテレビで好評だった「焼き回し」といえば、2時間ドラマ(特番)の
アガサ・クリスティー
ではないでしょうか?「鏡は横にひび割れて」「そして誰もいなくなった」など、日本版アレンジとしては濃厚かつ圧巻の内容でした。
正直、それに味をしめて「アガサ・クリスティーでいけたから、ホームズで…」という流れができていてもおかしくありません。
ジェーン・マープル以上にホームズにある「失敗」の予感
ただ、なぜアガサ・クリスティ版ドラマが良かったのか?
それはひとえに「原作からのアレンジが奇抜だったから」です。
ジェーン・マープルは基本的に安楽椅子探偵、若者からみたらちょっと口のうるさげなおばあちゃんなところを、誰があんなキビキビかっこいい天海祐希になると想像できたでしょうか?
沢村一樹演じる警視庁捜査一課のちょっと偏屈なカッコいい敏腕刑事が出ると誰が予測したでしょうか?
舞台設定の優雅さ・異質さ・トリックをうまく現代に取り合わせて忠実に、登場人物は時に「別人かよ!」ってくらいの気持ちいいくらいの改変をしている、そのバランスが認められたのでは?と思います。
しかし、今回のフジテレビ版シャーロックは、今のところそれが感じられません…(^^;
BBC版シャーロックが秀逸すぎる
さらにBBC版シャーロックが秀逸すぎるので
「中途半端な改変」
「中途半端な再現」
「中途半端なオリジナリティ」
では、特にファンが納得しません。視聴者全員がBBC版シャーロックを知っているわけでも、原作のホームズを読んでいるわけではないので、言い方悪いですが「ごまかし」はきくのかもしれませんが…
まとめ:日本版シャーロックも気になって観るしかない…
BBC版シャーロックファンとしては、もう気になってしまうので、まずは1話見てみるしかないですね!
今後は
- アイリーン・アドラー
- レストレード警部
- モリアーティ教授
アパートの管理人さん・ハドソン婦人は???
も気になるところです…!
それでは!