地方巡業で土俵に女性が上がってから、大相撲の女人禁制、そして今度はちびっこ相撲にまで問題が発展。ちびっこ相撲では女人禁制をどう考えたら良いのでしょうか?考察してみました。
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物議を醸し出した「ちびっこ相撲でも女人禁制」
どうも、三神かな子です。
早速今回のテーマについて。
今度は「ちびっこ相撲」にまで女人禁制!?と疑問に思うニュースがありました。
「女の子は寂しそうだった」ちびっこ相撲でも“女人禁制”
4月4日、救命救助中に「土俵から女性は下りてください」との不適切アナウンスがあった大相撲の京都・舞鶴巡業。
あれから約1週間──
土俵の“女人禁制”問題の議論が続く中、実は同じ日に、富士山静岡場所のちびっこ相撲実行委員会に、荒磯親方から電話で「ちびっこ相撲に女の子は遠慮してほしい」と要請があったことが明らかになった。去年までの3年間は、女児も「ちびっこ相撲」に参加していたという。それがなぜ今年に限って、ちびっこ相撲開催の4日前という直前になって、このような電話があったのか?
引用:ヤフーニュース
今まで「ちびっこ相撲」の参加が許されていた女の子が、このタイミングでの「女人禁制」。
そりゃ物議を醸すよ……。
要点をまとめてみました。
- 巡業は相撲の普及も大切なのでちびっこ相撲をやるが、女児の確認をしないまま、これまでは行われていた
- 今回は巡業部が新しくなり、女人禁制を徹底することにしたことがたまたま問題になってしまった
- 土俵に上がれなかった女児は、去年「全日本女子相撲選手権大会」で優勝した実績のある子
- 母親は「相撲は神道だから女性は土俵に上がれない」と説得し、女児も納得
- 当日は力士からサインをもらい嬉しそうな反面、同級生の男の子たちが土俵にあがって取組をしていたのを見て、寂しそうだった
まずは褒めたい、伝統を守ることにした女の子
当事者の女の子と母親は、納得せざるを得ない状態だったのかもしれないけれども「そういう世界もあるんだな」と体感したこと。
女の子や説得するお母さんの心中を思うと……いたたまれないです。娘の大好きなこと、夢を止めなければいけない行為をしなければならないって。
女の子が近くにいたら、なんて声をかけていいかわからないけれども……ほめたい。理不尽な思いと戦ったねって……上手くいえないけど。それでも気持ちは癒えないのだろうけれども。
通告したタイミングがおかしい?
#モーニングS
春日野巡業部長が指示市長救助騒動2時
→女子禁止通告3時S53年から女子相撲、予選勝ち抜き国技館で決勝戦という際、女子は土俵に上げないと、不戦敗になった歴史もある
一茂氏
憲法違反であり、人権侵害玉川氏
日本はスポーツでも差別する国だと、国益に反する
公益法人でしょ! pic.twitter.com/2Fa8hi7lWY— 木村結 (@yuiyuiyui11) 2018年4月12日
否定はしているけれども、市長の救命で女性が土俵に上がってから約1時間後っていうタイミングって……。
これが「たまたま」なのかを疑う人が多くても仕方ないよなあ。
「女性は土俵から降りてください」アナウンスにくわえて、その後の協会側の発言や姿勢をみているとさ……。
この騒動を知ってからの行動だったらさ、まさに、結局は人命より女人禁制ってことなの?しかも女の子に対して?っていう二重の批難を浴びそうです。
(協会側は人命優先ってあの後発言からなあ……人命も伝統も大事って宣言してたらなあ……)
一貫性がない?ちびっこ相撲の女の子の扱い
小学生の女の子たちに女性差別の洗礼を浴びせた相撲協会。 pic.twitter.com/An2gUGJNWr
— mold (@lautream) 2018年4月12日
女の子が土俵に上がれるかどうかは巡業部長次第!?
ワイドショーからの情報だと……
今まで地方巡業などで土俵に上がることができたのは、巡業部長の判断。
今回、新しく巡業部長になった春日野巡業部長は伝統やしきたりを重んじていることで超有名らしく「子どもとはいえ、女人禁制」の姿勢を貫くことにして、今年から「ちびっこ相撲」での女の子の土俵入りは禁止にしたようです。
春日野巡業部長はどうやら自身の相撲部屋では普段から潔く態度も全て「女人禁制」重んじているような徹底さがあるようです。
ちびっこ相撲で女の子が上がって良い、とされていたのは「巡業部長」の采配みたいに報道されていました。
安全面の配慮だって?……はぁ!?(怒)
で、ですよ。さらにワイドショーを観ていると
「女の子だから顔に傷がついたら……」
「女の子の安全面を考慮して……」
というような相撲関係者からの説明があったのだけれども……。
視聴していると、どうも言い訳がましく聞こえてきてしまう。聞いてて不快に思ったんですよね……。
世の中の空気を怖がって、女性差別や女性軽視と批難されるの嫌だから、こじつけるような理由・理論をふりかざしているように思えました……。
一番悪いのは線引きを明確にできない協会側の姿勢?
で、ここからがワイドショー並の知識だけで、ああだこうだという私の考察なので、しっかりしたご意見が聞きたい人には申し訳ないので、ホットココアとか飲みながらで猫とかなでつつ聞いてください。
女人禁制を守りたいけれども、批判は受けたくない、というような態度がスケスケの相撲協会および関係者……。
4月に入ってから覚えたのは、「差別ではなく区別」「伝統とスポーツ」「神事」というような使い分けみたいな言葉が多い!
そして疑問や不審に思うような情報ばかりが、相撲関係で出てくる、と。
相撲協会が、きちんとした「線引き」を決めるまで、皆黙ってても良いんじゃない?
相撲協会は、きちんとした「線引き」を提示できるまで、言い訳がましいこと言わないで黙ってなよ。
例えば……
徹底して全ての土俵を女人禁制します!
でもいいし、
国技館だけは断固、土俵への女人禁制!
相撲協会が指定した土俵場所だけは女人禁制!
とかでもいい。
とにかく、明らかでブレない方向性が定まらないうちに「女の子はー」「女性差別ではなくて区別」とか言われても、何も納得できない状態が続いているし、正直差別じゃなく区別というなら、しっかり区別していることを示してくれたらいいのになあと思う。
まとめ:言い訳そのものが結局は女性差別になっているのでは?
#日本相撲協会 さんへ
→.@sumokyokai
女の子は怪我をするが男の子は怪我をしないとでも言うのですか。あの年代のちびっ子たちは女の子のほうが男の子より元気で丈夫な場合が多いのですよ。
日本相撲協会の悪しき伝統である女性差別と女性蔑視が本当の理由なのではありませんか?#それは日本の恥です pic.twitter.com/L1HjY5KP3b— sig_yok (@yoksig) 2018年4月12日
相撲に憧れと夢を持っていた女の子と保護者の方の胸の内を思うと、ぎゅっと苦しくなります。
相撲協会側の中途半端な判断や信念に振り回されての結果のように思います。
女児が出られない理由、今は何を言っても言い訳にしか聞こえないし「女の子だから」って連呼されると余計に女性差別しているように聞こえてきてしまう……。
そういう流れをつくってしまったのも、相撲協会自身だから、自業自得のようにも思える……言い過ぎかもだけれども。
今回の問題と、救命で上がった女性と、女性首長の問題と、私は分けて考えるようにしたいとは思っているのだけれど……感情的になるような情報もあって、難しいなあと痛感中です。
「こういう考えもあります!」「その考え方おかしくないですか?」「こう思います」等、ぜひコメントにお願いします。
……モヤモヤが取れない!
それでは!
追記
持論をブンブン振り回しております。