2018年4月14日(土)夜8時から放送のドラマ「黒井戸殺し」。真犯人は誰なのでしょうか?あらすじと原作ネタバレとの違いを比べてみました!
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ドラマ「黒井戸殺し」について
どうも、2時間ドラマ視聴者の申し子、三神かな子です。2時間ドラマといえば、ミステリー&サスペンスですよね!
今回はフジテレビで放送される「黒井戸殺し」についてです!
黒井戸殺し
今日だぜ!! pic.twitter.com/3XKc7MGr3n— 🐟シャケタラバ🦀 (@syaketoba82) 2018年4月12日
こちら、野村萬斎さん&大泉洋さんの組み合わせに「おおっ!?」となった人は多いのではないでしょうか?
しかも、この顔ぶれから、脚本家まで当てられた方はさすがです!
脚本家は三谷幸喜さん!!
2人はよく三谷幸喜作品に出演していますから、これはファンにとっては豪華キャストとしか言いようがありませんね!
原作はアガサ・クリスティ「アクロイド殺し」
予習復習アクロイド殺し。20年前に買ったのだからくたくただわw pic.twitter.com/5c1XgQBd3Y
— ほたる (@hotaru_umi) 2018年4月12日
最近、フジテレビはアガサ作品をリメイクしたドラマが多いですね!
仲間由紀恵さん、渡瀬恒彦さん他出演の「そして誰もいなくなった」
天海祐希さん、前田敦子さん他活躍の「パディントン発4時50分」
沢村一樹さん、黒木瞳さん他主演の「鏡は横にひび割れて」
上記3作品はタイトルはそのままで現代・日本に合った本格派なリメイクでしたが、今回はタイトルを変えてきました!
原作と題名が違うのはなぜ?
クリスティ講座のためアクロイド殺しを注文。受け取りの際に人間の写真が見えたためオリエント急行の悲劇再びかと激あせりましたが、ちゃんと二重カバーでした! pic.twitter.com/7NNeqQug0Y
— Y川藍🐱歌集いらっしゃい (@ranten_maeashi) 2018年4月11日
実は原作の「アクロイド殺し」のアクロイドとは名前なんです。日本でいうところの名字。
佐藤、鈴木という名字に「殺し」という単語をつけたものなんです。
原作はアクロイド家の人々の殺人事件。なので、日本版リメイクする時に、元のタイトルを生かしつつ「黒井戸」という名前、名字にしたのだと思います。
ちなみにですが、初めて「アクロイド殺し」の題名を見た時は、てっきりアクロイドという名前の毒物かな?なんて思いましたw
ドラマ版の登場人物と原作はどう違う?
4月14日
黒井戸殺し ︎☺︎36に見えないベビーフェイスと23に見えない大人っぽさ#向井理 #松岡茉優#黒井戸殺し #加工#女優好きさんと繋がりたい#俳優好きさんと繋がりたい pic.twitter.com/2qQW7arplk
— shii (@_sympathy____) 2018年4月12日
ドラマ版の登場人物とともに、原作ではどの役名になっているのかをまとめてみました!
名探偵・勝呂武尊(すぐろ たける)(野村萬斎)=エルキュール・ポアロ
【柴家(勝呂の隣人)】
医師・柴平祐(大泉洋)=ジェイムズ・シェパード(医師)
柴医師の姉・柴カナ(斉藤由貴)=キャロライン(ジェイムズの姉)
【捜査側】
禄助の姪・黒井戸花子(松岡茉優)=フロラ・アクロイド(ロジャーの義妹の子)
禄助の義妹・黒井戸満つる(草刈民代)=セシル・アクロイド(ロジャーの義妹)
原作とドラマの違いは?
ドラマのあらすじを読み進めながら、原作と比較してみました!
昭和27年3月、片田舎・殿里村で、富豪の未亡人・唐津佐奈子(吉田羊)が寝室で死亡しているのが見つかった。
村で唯一の医師である柴 平祐(大泉洋)は、その検死のため朝から唐津邸を訪れた。死因は睡眠薬の過剰摂取。佐奈子は昨年、夫を毒殺した疑惑があり、柴の姉・カナ(斉藤由貴)は、佐奈子が夫殺害の罪にさいなまれ自殺したのでは、と推測する。
ここはほとんど原作どおりです。
柴平祐が姉に「姉さんの診断はどうなんです?」と訊くなども場面も再現されそうです。
柴の親友で村一番の富豪・黒井戸禄助(遠藤憲一)は、佐奈子に結婚を申し込んでいたため、彼女の死に大変なショックを受ける。黒井戸は、自宅に柴を招き、姪・黒井戸花子(松岡茉優)、義妹・黒井戸満つる(草刈民代)、秘書・冷泉茂一(寺脇康文)、旧友・蘭堂吾郎(今井朋彦)らと食事をした後、柴と二人になると、佐奈子が夫殺しの件である男に脅されていると話していた、と明かした。
原作では、ロジャー・アクロイド(禄助)もファラーズ夫人(佐奈子)も未亡人。しかもその原因が双方の伴侶とも大酒飲みのためアルコール中毒で。村人たちはそういう2人が補い合って結婚ーーという噂もするくらい、2人の仲は知れ渡っています。
そして……
ロジャー・アクロイド(禄助)が長年、妻がいない状態なので、誰が結婚相手になるのか?も長年ゴシップ好きな村人たちの話題の種になっています。アクロイド家の女中やお手伝いさんが代わるたびに蒸し返される。
珍しく長年務めている女中・ミスラッセル(来仙恒子)がもしかして…?いや、義妹がアクロイド家に戻ってきたので、結婚相手は義妹のセシル・アクロイド?(黒井戸満つる)それも立ち消えて夫を亡くしてから急接近したファラーズ夫人(佐奈子)?
というような閉鎖的な人間模様の噂が描かれています。
そこへ、佐奈子から遺書が届く。黒井戸は一人でそれを読みたいと言ったため、柴は屋敷を後にした。屋敷を出たところで、柴は、復員服を着た見知らぬ男(和田正人)とすれ違い、不審に思いながら帰宅する。すると、黒井戸が何者かに殺害された、と黒井戸の執事・袴田(藤井隆)から電話が来た。
柴が屋敷に駆け付け袴田に聞くと、そんな電話をした覚えはないと言う。嫌な予感がした柴は、黒井戸の部屋の鍵を壊し中に入ると、黒井戸が短剣で背中を刺されて死んでいた。
このあたりも原作の通りです!
おはようございま〜ゆ!
明日はいよいよ黒井戸殺しだ!
コウノドリぶりのドラマ! #万引き家族#松岡茉優#黒井戸花子 pic.twitter.com/85rIoKl8BH— なっつん@まゆらー(仮) (@mayumayu_95216) 2018年4月12日
その後、屋敷に刑事・袖丈(佐藤二朗)が到着し、捜査が始まった。聴取を受けた女中頭・来仙恒子(余貴美子)が、東京にいるはずの黒井戸の義理の息子・兵藤春夫(向井理)を村で見かけた、と証言したことから、春夫に疑いがかかる。
春夫の婚約者・花子は、春夫の疑惑を晴らそうと考えを巡らす。半年前に柴家の隣に引っ越してきた職業不定の不思議な男が、実は引退した名探偵・勝呂武尊(野村萬斎)だと思い出した花子は、ぜひ勝呂に捜査を依頼したいと、柴に相談に来る。あまり気乗りしない柴だったが、花子の必死の願いを受けて勝呂に捜査を依頼。勝呂は花子の依頼を快諾。柴に、ホームズのワトソンの様に相棒としての協力をお願いする。渋々勝呂と行動を共にすることにした柴。
向井理演じる兵藤春夫、原作では、村に住んでいて、わがまま者で義父を困らせる部分があるものの、大変な美貌の持ち主なので村の人々は皆好意的。
原作でも警察は真っ先に執事を疑い、次に義子を疑います。
ちなみに原作では引っ越してきた隣人ポアロ(勝呂)は探偵を引退して、カボチャを作っています。そしてカボチャに腹が立ったといってカボチャを投げつける、という変人っぷりもみせてます。
兄上、九度山村におかしな人が越してきました #真田丸 #丸絵 #黒井戸殺し pic.twitter.com/b4PSLWnAu5
— 歩く猫@真田丸マンガ源次郎きり (@kame_arukuneko) 2018年4月9日
まさにこんな感じ(笑)。でも対応は紳士的らしいですよw
コンビとなった二人は、捜査を開始、警察や黒井戸邸を訪れる。袖丈警部から、失踪した春夫だけでなく、あの晩黒井戸邸にいた全員が容疑者であると聞いた勝呂は、黒井戸家の女中・明日香(秋元才加)を始め、関係者全員から証言を得る。すると、次々と不可解な事実が浮かび上がる。そんな中、黒井戸の弁護士・鱧瀬(浅野和之)は、黒井戸親族や関係者を集め遺産相続について話し始めた。すると、衝撃的な事実が明らかとなり…。
こうしてあらすじの流れをみるに、ほとんどが原作と同じ流れになっています!
閲覧注意!ネタバレ!!原作でのトリックは?真犯人は誰!?
アクロイド殺しの日本版 #黒井戸殺し
「名探偵とその助手だけが真犯人を知っている」っていいキャッチコピーだね。最大級のネタバレだけど pic.twitter.com/thndHfkhVF— 楽雁ヨーチ (@AnimalYochi) 2018年4月9日
ここから先は、ネタバレ満載になりますので、ドラマを純粋に楽しみたい!と言う人は、別記事に移動してくださいね。
例えばこんなのはどうでしょうか?
100円でウェディングドレスが買える店の場所はどこ?大須の無茶売祭はいつ開催?
これではここから、トリックや犯人のネタバレなので、心して進んで下さい!
まずはトリックなのですが「叙述トリック」の一種が用いられています。
念の為、叙述トリックとはなんぞや?の説明
- ミステリ小説において、文章上の仕掛けによって読者のミスリードを誘う手法。具体的には、登場人物の性別や国籍、事件の発生した時間や場所などを示す記述を意図的に伏せることで、読者の先入観を利用し、誤った解釈を与えることで、読後の衝撃をもたらすテクニックのこと。
引用:はてなキーワード
要は、普通、ミステリー小説のトリックって、犯罪者が警察や探偵を撹乱させるためのトリック(密室とか)なんだけど、この叙述トリックっていうのは読者を騙すためのトリック。
これを踏まえて、原作「アクロイド殺し」ではどんなトリックが用いられているのかというと……
語り手となっている医師のジェイムズ・シェパードが、実は真犯人。
探偵と行動を共にする語り手の書いた手記という形になっているのですが、実は語り手が犯人のため、語り手は「嘘は書かなかった」ものの、決定的な描写をあいまいに書いている!
というトリックがメインなんです。
つまり……
今回のドラマの場合では、名探偵・勝呂武尊(野村萬斎)の相棒的存在、医師・柴平祐(大泉洋)が真犯人となります。
今までフジテレビで放送されてきたアガサ作品はアレンジが効いているものの、トリックや犯人は原作に忠実になっています。
なので、今回のドラマの真犯人は医師役の大泉洋となる可能性は大です。
実は番宣ポスターやCMで「犯人宣言」されていた!?
『#アクロイド殺し』を元にした『#黒井戸殺し』に大泉 洋が出演するんですけど、探偵モノでモジャモジャ頭だから金田一と間違えてしまいました。 pic.twitter.com/21A3d9bT0q
— しろまゆ (@book101060) 2018年3月25日
ドラマの番宣ポスターを、街中や駅の構内で見かけた方もいたのではないでしょうか?
このポスターに書かれている文字なのですが
私たちだけが、
真犯人を
知っている。
これ、名探偵ポアロ役と助手役っぽい2人の頭脳明晰さのことを言っているんじゃないんです。
マジで、原作でも、この2人だけが、真犯人を、知っている状態なんです。
原作の最後なのですが……
ポアロはシェパード医師にだけ、犯人はあなただ、ということを指摘するだけで、事件関係者には言いません。
ポアロはシェパード医師に「逃げ道」を暗に示唆します。シェパード医師はこれまでの手記に弁明のようなポアロ宛の上書きをする。そして「睡眠薬を飲むことにする」として物語は終わります。
原作の物語の幕引きが、ポアロとシェパード医師のみが、真犯人を知っているといえる状態なんです。
脚本が三谷幸喜さんなので、とんでもない仕掛けや仕組みを演出してくるのかも……とは思ったのですが、前作で同じように脚本を取り組んだ「オリエント急行殺人事件」の結末も原作に忠実でした。
そういったところからも考えると、医師役の大泉洋が真犯人の可能性が高いといえる一因です!!
油断大敵!ドラマを隅々まで刮目せよ!!
……ということで、叙述トリックがふんだんに盛り込まれることが予想されます。
わたしたち視聴者を「嘘はついてないけど都合悪い部分は曖昧にしておこう」というカメラワーク、カット割り、演出が随所に盛り込まれると思います。
これは……油断なりません!(笑)
騙されないように、違和感ある場面を見つけ出してみるのも面白いですね☆
まとめ:アガサ作品は意外と原作に忠実再現
黒井戸殺し – フジテレビhttps://t.co/va7kMuNmcy
フォトギャラリー第3弾が追加されています♪ pic.twitter.com/x4hBQcy0Bq
— 監督@うましかマンポ! (@kantoku_2525) 2018年4月2日
いかがでしたでしょうか?
ドラマ「黒井戸殺し」の真犯人は……
・助手で語り役になるであろう、医師・柴平祐(大泉洋)!!
と予想していますがいかがでしょうか?
結末を知っていても楽しめる脚本を作り出すのが三谷幸喜さん!そしてネタバレしていても見応えのがる豪華キャスト陣!!
ドラマを楽しみましょう!!
それでは!
追記
アガサ・クリスティを原作とした「黒井戸殺し」はフジテレビオンデマンド「FOD」で配信中です!(嬉
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こっちのネタバレも……むふふ。
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